海外 2020.03.12

タフな海外遠征続くサンウルブズ 豪州で王者クルセイダーズに挑む

[ 編集部 ]
タフな海外遠征続くサンウルブズ 豪州で王者クルセイダーズに挑む
ハングリーなサンウルブズ。左から2人目は先週のブランビーズ戦でデビューした竹田宜純(Photo: Getty Images)


 国際リーグのスーパーラグビーで現在1勝4敗のサンウルブズ(日本)は、今週土曜日、最多10回の優勝を誇り史上初の4連覇を狙うクルセイダーズ(ニュージーランド)に挑む。3月14日に東京・秩父宮ラグビー場で開催予定だったこの試合は、新型コロナウイルスの影響により、オーストラリアのブリスベン(サンコープスタジアム)に会場を変更しておこなわれる。

 長期の海外遠征が続くなか、大久保直弥ヘッドコーチは「厳しい状況だということは選手もスタッフも全員理解しています。スーパーラグビーというこのタフな戦いのなかで、毎週ハイパフォーマンスを発揮することはもちろんですが、我々はプロのチームとして、日本のいまの状況に対してもエネルギーのある試合を見せたいと思っています」とコメントしている。

 先週のブランビーズ戦から先発メンバーは4人変更。ブランビーズ戦でアウトサイドCTBに入っていたシオサイア・フィフィタは、開幕から4試合連続でつけていた背番号14に戻り、13番には共同キャプテンのひとりである森谷圭介が入る。LOベン・ハインはサンウルブズで初先発となり、FLミッチ・ジェイコブソンとFB/WTBジェームス・ダーガヴィルは2試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。

 ブランビーズ戦で安定したスローイングを見せ、8回のボールキャリーと14回のタックル成功で第6節のベストフィフティーン(チーム・オブ・ザ・ウィーク)に選ばれたHOエフィ・マアフは、引き続き活躍が期待される。

 ベンチでは、LO谷田部洸太郎、SH齋藤直人、CTB中野将伍、FB竹田宜純などが待機する。

 ハードワークでチームメイトを鼓舞し続けているLOマイケル・ストーバークは先週の敗戦後、いまのサンウルブズについて「メンタルもフィジカルもストラクチャーも問題ありません。いま欠けているのは自分たちの自信です」とコメントしており、王者相手に果敢なチャレンジが期待される。


<サンウルブズ 試合登録メンバー(vs クルセイダーズ)>

1.ニック・メイヒュー(NZ出身)  2.エフィ・マアフ(NZ出身)  3.コンラード・ファンフィーレン(南アフリカ出身)  4.ベン・ハイン(オーストラリア出身)  5.マイケル・ストーバーク(近鉄)  6.ジャスティン・ダウニー(東京ガス)  7.ミッチ・ジェイコブソン(NZ出身)  8.ジェイク・シャッツ(主将/元豪州代表)  9.ルディー・ペイジ(元南アフリカ代表)  10.ガース・エイプリル(南アフリカ出身)  11.タウタラタシ・タシ(NZ出身)  12.ベン・テオ(元イングランド代表)  13.森谷圭介(主将/パナソニック)  14.シオサイア・フィフィタ(天理大)  15.ジェームス・ダーガヴィル(豪州出身)

〔リザーブ〕
16.ジャバ・ブレグバゼ(ジョージア代表)  17.ジャレッド・アダムス(NZ出身)  18.ヘンカス・ファンヴィック(南アフリカ出身)  19.谷田部洸太郎(パナソニック)  20.ブレンドン・オコナー(NZ出身)  21.齋藤直人(早稲田大)  22.中野将伍(早稲田大)  23.竹田宜純(前 トヨタ自動車)

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