各国代表 2020.01.24
フィジオから世界王者・南ア代表の指揮官に エラスマスの右腕が昇格

フィジオから世界王者・南ア代表の指揮官に エラスマスの右腕が昇格

[ 編集部 ]

 プロラグビー選手にはなれなかったニーナバーだが、フィジオとしてフリーステート・チーターズなどで働き、その後、ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチになり、キャリアを重ねていった。エラスマスが2004年にフリーステートのヘッドコーチに就任すると、信頼関係はさらに強くなる。のちにディフェンスコーチとなったニーナバーは、エラスマスがストーマーズに移ったときも、マンスター(アイルランド)と契約した際も同じチームに加わり、エラスマスを支えてきた。ディフェンスコーチとしてのニーナバーに対する周囲の評価は高く、2018年にエラスマスが南ア代表のヘッドコーチになると、ニーナバーもスプリングボックスのコーチングチームに加わり、世界屈指の堅いディフェンスを築いてワールドカップ優勝に大きく貢献した。

 さまざまな経験を積んで、世界王者のヘッドコーチに就任したニーナバー。インターナショナルレベルで指揮官になるのは今回が初めてだが、エラスマスという最大の理解者がバックについており、強力タッグでスプリングボックスを進化させていく。

 他のコーチングスタッフも決定。新体制での初陣は、7月4日のスコットランド戦となる。

ラシー・エラスマス(写真左)とジャック・ニーナバー(Photo: Getty Images)

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