国内 2019.12.30
國學院栃木が報徳学園との熱闘制す。前王者・大阪桐蔭と東京も2回戦突破

國學院栃木が報徳学園との熱闘制す。前王者・大阪桐蔭と東京も2回戦突破

[ 編集部 ]
ボールを出す大阪桐蔭のSH萩原周(撮影:松本かおり)

 昨年度のチャンピオンである大阪桐蔭(大阪第1)は、茗溪学園(茨城)の挑戦を55-12で退けた。
 大阪桐蔭は開始1分でFB芦塚仁が駆け抜け先制すると、5分にはFWのパワープレーでトライ。PGでも加点し、17分にもゴールに迫って主将のNO8奥井章仁が突っ込み点差を広げた。
 22点ビハインドとなった茗溪学園は23分、FB大田浩平のビッグゲインで敵陣深くに入り、PKを得ると、主将のSH大越勇気が相手の一瞬の隙を逃さず長いキックを放ち、それをCTB内田速人が確保してトライ。28分にもキックパスからチャンスとなり、WTB今井惇平がハーフウェイから駆け抜け点差を詰めた。
 しかし、大阪桐蔭は22-12で迎えた後半の2分、CTB山添将輝、CTB野村将大、WTB下山綱海とつなぎトライ。4分には、2年生時から高校日本代表を経験しているNO8奥井が約70メートルのパワフルランでスタジアムを沸かせ、その後はドライビングモールなどでトライを重ね、茗溪学園を突き放した。
 大阪桐蔭は3回戦で日本航空石川と対戦する。

東京(紫)と黒沢尻工の攻防(撮影:松本かおり)

 同じくBシードの東京(東京第1)は2回戦で黒沢尻工業(岩手)と対戦し、57-12で勝って3回戦進出を決めた。
 東京はキックオフから10分間で3連続トライを挙げ、主導権を握った。前半2分にFL野田光祐が先制し、5分はSH石山翔英が間隙を突いて最後のタックラーも弾き飛ばし、加点した。9分にはPKを得ると、LO鈴木進太郎がクイックタップで仕掛け、CTB水野陸のトライを演出した。東京は後半も先に3連続トライで43-0とし、勝負あり。
 黒沢尻工は後半24分にFB畠山太星がインターセプトから独走し、この日初得点。試合終了前のラストアタックでは“赤べこFW”が意地を見せてトライを取り切り、来年につないだ。

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