光泉が初めて聖地で年越し！　石見智翠館、常翔学園も元日は花園で

　かつてベスト4まで進んだことがある石見智翠館（島根）は、同じく1回戦から勝ち上がった日川（山梨）と対戦し、27－0で制し3回戦進出を決めた。
　前半3分に敵陣深くに入りSO久富連太郎がランで勝負し先制すると、20分にはターンオーバーからのカウンターでWTB原田光貴が俊足を披露。27分にはFB新野翼が鋭い走りで防御網を切り裂いて大きくゲインし、HO垣本大斗につないで連続トライを挙げた。
　後半は、FW前進からの展開でCTB恒藤嵐士がフィニッシュするなど加点し、堅守も貫き、勝利を手にした。

　Bシードの常翔学園（大阪第2）は初出場の大分東明（大分）を83－5と圧倒。
　FB吉本匠希、WTB家村壮麻などBKの走りは鋭く華麗で、FL福本航平、主将のPR為房慶次朗、HO山本敦輝などFWもよく走った。強力FWはスクラムでプレッシャーをかけ、モールも強く、激しいコンタクト、タテへの突進でも大分東明を圧倒した。
　大分東明は敗れたものの、前半24分、敵陣10メートルライン付近のラインアウトからサインプレーを決めてショートサイドを突き、NO8セコナイヤ・ブルが巧みなハンドリングから力走して伝統校からトライを奪った。
　常翔学園は3回戦で、同じBシードの中部大春日丘（愛知）と対戦する。