国内 2019.12.29

福岡県代表が第1ブロック連覇! 第25回全国ジュニア大会

[ 編集部 ]
福岡県代表が第1ブロック連覇! 第25回全国ジュニア大会
最高の舞台で底力を発揮し、頂点に立った福岡県代表(写真◎井田新輔)

 これまでの近畿圏から東京都の夢の島競技場、江戸川区陸上競技場、辰巳の森ラグビー場の3会場に舞台を移して開催された第25回全国ジュニア大会は12月29日に最終日が行われ、福岡県代表が第1ブロック決勝で大阪府スクール代表に14-5で勝利し、2年連続6回目の優勝を果たした。

 大柄でスキルフルな選手がそろう大阪スクールに対し、この日の福岡は気迫あふれるタックルを軸にフィジカルバトルで優位に立ち、序盤から優勢に試合を進めた。開始7分にFWのラッシュから米倉翔がラックサイドをねじ込んで先制すると、前半終了間際にもパワープレーを起点に井上晴貴がゴールラインを超え、14-0で折り返す。後半も追加点こそ奪えなかったものの攻守に激しく体を張り続け、大阪スクールの反撃をラストプレーでの1トライに抑えて歓喜の瞬間を迎えた。

 緊張から思うようなプレーができなかった京都府中学校代表との初戦から鮮やかに立て直し、最後の大一番にベストパフォーマンスを発揮して日本一の栄冠をつかんだ福岡県代表。タックルまたタックルの40分を振り返り、西清則団長は「そこ(タックル)はこだわってきたし、1対1は絶対に譲れない部分。大きくスピードのあるチームに対してノミネートも外さなかった。いいゲームでした」と笑顔で選手たちの奮闘を称えた。

第1ブロック優勝 福岡県代表(写真◎井田新輔)

 また惜しくも頂点には届かなかったものの、大阪府スクール代表の迫力とアイデアに満ちた戦いぶりも見事だった。「福岡のディフェンスの出足が速く、細かいミスが続いてしまった。決勝で気持ちが入りすぎたところもあったかもしれません。ただ、ワンチームというテーマを掲げてきて、最後にいいチームになったと思います」と九條勝広団長。福岡同様に将来性を感じさせる逸材が多かっただけに、各選手の今後の成長が楽しみだ。

スケールの大きい逸材が多かった大阪府スクール代表(写真◎井田新輔)
第1ブロック準優勝 大阪府スクール代表(写真◎井田新輔)

 なお第2ブロックは神奈川県スクール代表が決勝で群馬県スクール代表を26-12で破り優勝。28日に最終日が行われた女子による第3ブロックは、九州北部代表が決勝で東京都女子代表との激闘を10-7と制し、初優勝を遂げた。

第2ブロック優勝 神奈川県スクール代表(写真◎井田新輔)
第2ブロック準優勝 群馬県スクール代表(写真◎井田新輔)
第3ブロック優勝 九州北部女子代表(写真◎井田新輔)
第3ブロック準優勝 東京都女子代表(写真◎井田新輔)

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