国内 2019.11.30
東海大、リーグ戦優勝を決める。大東大に競り勝つ。

東海大、リーグ戦優勝を決める。大東大に競り勝つ。

[ 編集部 ]

 互いにセットプレー、特にスクラムにプライドを持つチーム同士。その凌ぎ合いは見ごたえがあったが、判定とのあやもあり反則が連発。ターンオーバー後のボールがさらにターンオーバーになることなども続き、中盤が落ち着かない状態が試合の最後まで続いた。

「個人個人のプレーで、大きな綻びができる場面が多かった。もっと精度を上げなければ」と木村監督。

「でなければ、私たちのようなチームは彼ら(対抗戦グループ校)と戦う舞台に立つことさえできない」

東海大の選手たちは真野泰地主将ほか多くのケガ人を抱えベストメンバーではなかったものの、「出ている人間のせいにしている場合ではない」と木村監督。危機感を高めて、コミュニケーションや個々のプレーの精度を改善していくつもりだ。

 すでに大学選手権の組み合わせはほぼ見えている。東海大は、準々決勝で対抗戦4位の筑波大と、そして準決勝では、12月1日の早明戦で勝った方と当たる可能性のある山に加わる(*)。

 スクラム、モールの強さ、フィジカルなどハード面のたくましさなど安定した強みのある東海大。ケガ人の回復と、もう一皮むけるための成長が、大学日本一に向けた条件となりそうだ。

*準々決勝の対戦可能性に関する記述を改めました

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