ケニア、豪州がオリンピック出場権獲得! 女子のフィジー、中国も東京2020へ
2020年の東京オリンピック出場をかけたセブンズ(7人制ラグビー)の予選が先週末、オセアニア地域などでおこなわれ、新たに4チームが切符を獲得した。
フィジーのスバで開催されたオセアニア予選を制したのは、男子はオーストラリア、女子はフィジーだった。
男子オーストラリア代表は、決定戦でサモアに19-12と競り勝ち、出場権を獲得。敗れたサモアはトンガとともに、来年6月におこなわれる予定の世界最終予選(敗者復活戦)に進む。
女子フィジー代表はノックアウトステージでサモアとパプアニューギニアを圧倒し、東京オリンピック出場を決めた。予選2位のパプアニューギニアと、ソロモン諸島を破って同3位に食い込んだサモアは世界最終予選までチャレンジが続く。
南アフリカのジョハネスバーグでは男子のアフリカ予選が開催され、ワールドセブンズシリーズのコアチームであるケニアが2大会連続のオリンピック出場を決めた。
プール戦を全勝で通過したケニアは、準決勝でマダガスカルを圧倒し、決勝ではウガンダに29-0で快勝した。
2位のウガンダは、3位決定戦を制したジンバブエとともに世界最終予選で東京行きの切符獲得を目指す。
そして、中国の広州では女子のアジア予選がおこなわれ、中国が圧倒的な強さでオリンピック初出場を決めた。
プールステージを危なげなく突破した中国は、準決勝でタイを34-0、決勝では香港を33-0で下し、歓喜となった。
香港は、3位になったカザフスタンとともに世界最終予選に参加する。
男女とも東京オリンピックに出場するのは12チーム。
ホスト国の日本に加え、男子は、2018-2019シーズンのワールドセブンズシリーズで総合順位がトップ4だったフィジー、アメリカ、ニュージーランド、南アフリカの東京行きが決まっており、各地域の予選を制したアルゼンチン(南米)、カナダ(北米)、イギリス(ヨーロッパ)、オーストラリア(オセアニア)、ケニア(アフリカ)も切符を獲得し、残りは2枠となっている。そして、11月23、24日におこなわれるアジア予選で1チームが決まり、最後の切符は来年6月下旬に実施予定の世界最終予選で争われる。
女子は開催国の日本のほか、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア(以上、2018-2019ワールドセブンズシリーズのトップ4)、ブラジル(南米)、イギリス(ヨーロッパ)、ケニア(アフリカ)、フィジー(オセアニア)、中国(アジア)が出場を決めている。残り2枚の切符は来年6月の世界最終予選で争われ、北米予選で上位に入ったメキシコ、ジャマイカなどが最後の戦いに参加する。
Tears of joy as China qualify for the @olympics with victory over Hong Kong! @WorldRugby7s #Tokyo2020 pic.twitter.com/xSZ2cRSGXS
— Asia Rugby (@asiarugby) November 10, 2019