ワールドカップ 2019.10.10

台風による試合中止でC組1位確定のイングランド 早くも準々決勝モード

[ 編集部 ]
台風による試合中止でC組1位確定のイングランド 早くも準々決勝モード
風雲急を告げる。10日に会見をおこなったイングランド代表のエディー・ジョーンズHC(Photo: Getty Images)


 台風19号接近にともない、10月12日に横浜国際総合競技場でおこなわれる予定だったプールC最終節のフランス代表戦が中止になったことを受け、イングランド代表のエディー・ジョーンズ ヘッドコーチが会見をおこなった。

「今朝、公式な形でわかったが、噂が昨夜あたりから飛び交っており、電話の対応に追われていた。我々は試合の準備をしてゲームモードだったが、こればかりはどうすることもできない」

 イングランドとフランスはプールステージ最終戦前にベスト8入りを決めていたが、試合中止は引き分け扱いとなり、両チームに勝ち点2ずつ付与され、総勝ち点17となったイングランドが1位、同15のフランスは2位通過が確定した。準々決勝はプールDの上位と対戦することになっていて、イングランドはD組暫定2位のオーストラリアと、フランスは同組暫定1位のウェールズとぶつかることになりそうだ。

「もちろん、みんなフランスと対戦できないことをがっかりしている。我々は感情的、肉体的、戦術的な多くの作業をおこなうが、状況をコントロールすることはできない。ワールドラグビーが決定を下し、それについて我々は問題はない」というジョーンズ ヘッドコーチ。試合間隔が2週間空くことになるが、「準々決勝へ向けてすばらしい準備ができるのを楽しみにしている」とコメントした。

 イングランド代表は、主力のNO8ビリー・ヴニポラ、WTBジャック・ノーウェル、PRジョー・マーラーなどが負傷しているが、指揮官は彼らが来週の選考の対象になると確信している。

 プールDの2位チームと戦う準々決勝(10月19日)は大分で開催されることになっており、イングランド代表はその前に、宮崎で短期キャンプをおこなう予定。
「私たちは全く心配していない。興奮している。2つの比較的簡単なゲーム、1つのタフなゲーム、そして準々決勝の準備に2週間かけると誰が思っただろうか? 誰かが私たちに微笑んでいる。台風の神様かもしれない」

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