各国代表 2019.07.27

NZと南アのライバル対決は熱闘ドロー W杯前哨戦で互いに譲らず

[ 編集部 ]
NZと南アのライバル対決は熱闘ドロー W杯前哨戦で互いに譲らず
NZのボーデン・バレットにプレッシャーをかける南アのハンドレ・ポラード(Photo: Getty Images)

 ラグビーワールドカップ2019日本大会で一緒のプールBに入るニュージーランド代表“オールブラックス”と南アフリカ代表“スプリングボックス”が、7月27日、前哨戦となるラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)で激突し、南アが試合終了間際に追いつき、16-16の引き分けに終わった。

 ニュージーランドのウェリントン(ウエストパック・スタジアム)でおこなわれたライバル対決。世界ランキング5位のスプリングボックスは、ワールドカップ3連覇を狙う同1位のオールブラックスに対し、昨年、同じ会場で勝っており、2年連続で自信をつけるアウェイゲームとなった。

 ニュージーランドはワールドクラスのスタンドオフを2人擁し、10番にリッチー・モウンガ、15番にボーデン・バレットという新鮮な布陣で臨んだ。序盤、南アにPGを2本許し、追う展開となったが、前半37分、自陣10メートルライン中央付近でボールを奪い返すとすばやく右へ動かし、FBボーデン・バレットが大きくゲイン、サポートしたCTBジャック・グッドヒューがゴールに持ち込み、コンバージョンキックも決まり逆転した。

 ヘビー級バトルは後半も激しいぶつかり合いとなり、両チームとも堅守を発揮するなか、ニュージーランドが相手より多くPGチャンスを得てスコアを重ね、16-9とリードを広げた。

 しかし、7点を追う南アは試合終了間際、右外を駆け上がったWTBチェスリン・コルビがキックを放ち、それをチェイスしてボールを確保した途中出場SHハーシェル・ヤンキースが値千金のトライをゲット。SOハンドレ・ポラードがコンバージョンを決め、16-16で試合終了となった。

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