ワールドカップ
2019.07.18
負傷離脱のハッティングはW杯出場絶望的 「2019年の私のラグビーは終わった」
負傷のため日本代表の宮崎合宿から途中離脱していたグラント・ハッティングが、2か月後に迫ったラグビーワールドカップへの出場が厳しい状況であることがわかった。本人がインスタグラムで、そけい部(太ももの付け根付近)を痛め状態が悪いことを明らかにし、「2019年の私のラグビーは終わった。非常にがっかりしている」とコメントしている。
南アフリカ出身の大型ロックであるハッティングは、2015年に来日。クボタスピアーズで3季プレーしたあと、2018年に神戸製鋼コベルコスティーラーズへ移籍し日本選手権大会兼トップリーグ優勝に貢献した。母国でのプレーも含め、スーパーラグビーでは通算72試合に出場、2018年と2019年は日本チームのサンウルブズで活躍した。
身長201センチ、体重116キロの体格を活かしてセットピースに強く、献身的で、運動量豊富、走力もあり、2列だけでなく3列でも高いレベルでプレーできるため貴重な選手と期待されたが、怪我により、7月27日から始まるパシフィック・ネーションズカップのスコッドには入らなかった。
現在、リハビリに取り組んでいるというハッティングは、応援やメッセージをくれたすべての人たちに感謝の言葉を述べ、「日本のラグビーにとってものすごく壮大な時。ワールドカップでの仲間たちの奮闘をとても楽しみにしています。私は間違いなくナンバー1のサポーターになるでしょう」とコメントしている。そして、ワールドカップイヤーの大きな挑戦に送り出してくれた所属チームのコベルコスティーラーズにも感謝し、「2020年にまた会いましょう」という言葉で締めくくっている。