女子 2019.06.30

ながと、雨中で3戦全勝。太陽生命女子セブンズ富士山裾野御殿場大会初日

[ 編集部 ]
ながと、雨中で3戦全勝。太陽生命女子セブンズ富士山裾野御殿場大会初日
年間王者へ走るながとブルーエンジェルス。苦しみながらも初日を全勝で終えた。(撮影/松本かおり)



 冷たいのは降りしきる雨だけ。ピッチの上の戦いは、終始熱かった。
 6月29日から始まった太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2019 第4戦 富士山裾野御殿場大会だ。開幕戦から好ゲームだった。今季の東京大会で優勝しているPEARLSをYOKOHAMA TKMがやっつける。勝者の気合いは素晴らしかった。

 はやくも迎えた今季最終ラウンド。この大会で年間王者が決まる。
 3大会を終えた時点でトップに立つ ながとブルーエンジェルスは、この日もプール戦(プールA)を終えて3戦全勝と実力を見せた。
 しかし、決してラクな戦いではなかった。3試合中2試合で競る。特に3試合目の東京山九フェニックス戦は苦しんだ。強い雨の中で最後の最後、相手のミスにつけ込んでの逆転勝ちという内容だった。

 今季総合成績で2位のARUKAS KUMAGAYA(6ポイント差)も、初日を全勝で終えた。こちらもプールCの3試合中、YOKOHAMA TKM戦とPEARLS戦は接戦。チーム力の充実が感じられた。
 プールBで全勝だった日体大女子も簡単に勝った試合はなかったが、鵜川志帆主将が積極的に動き、チームの意志を束ねた。

 雨中戦は、大会2日目(6月30日)も続きそうだ。
 その中で、ながとブルーエンジェルスが初めて年間王者へと突っ走るのか、それともARUKAS KUMAGAYAがその道を阻むのか。今季のクライマックスに注目だ。
 ながとは、カップ準々決勝に勝った時点で今大会4位以上が決まり、ARUKASが1位となった場合に獲得する年間総合ポイントと並ぶ。2日目は9時20分に第1試合のキックオフ。朝から熱戦が続出しそうだ。

初日は一日中雨が降り続けた。(撮影/松本かおり)

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