国内 2019.06.28
新しいヤマハ。堀川監督兼GM、アンストラクチャーをプラスする

新しいヤマハ。堀川監督兼GM、アンストラクチャーをプラスする

ポスト清宮時代のヤマハは着々とリニューアル中

 たとえばアタックでは、キックを使うなど昨季まで以上に戦術が崩れた状況を作り出す中で、しっかり自分たちの〝決め事〟を挟み込んでいくイメージだ。いままで以上に状況判断や、臨機応変さが求められそうだが、同指揮官は「大丈夫です。トップリーグ開幕まで、まだ7か月ありますから」と不敵に笑った。ワールドカップ日本大会の開催で異例の年明け開幕となる日程を最大限に活用して、新たなスタイルの構築に着手している。
 
 6月15日に行われた東京ガスとのトップリーグ・カップ戦前唯一の練習試合には、7人の新人、移籍選手を先発で起用。
 
 PRの岡本慎太郎(帝京大)、土山勇樹(法大)のルーキーコンビがスクラムで相手に受圧をかけ、フィールドプレーでもトライに繋がる防御突破を見せるなどデビュー戦から存在感をアピール。豊田自動織機から移籍したSOサム・グリーンも、この試合では手堅いプレーに終始したが、持ち味のラインアタック、戦術的なキックと、新スタイルに必要なプレーでレギュラーの座を狙う。   (吉田 宏)

6月15日の試合には練習生の姿も。カップ戦を試金石に、新ヤマハのビルドアップが続く(撮影:長岡洋幸)
6月15日の試合には練習生の姿も。カップ戦を試金石に、新ヤマハのビルドアップが続く(撮影:長岡洋幸)

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