地元・PEARLSが唯一の3戦全勝発進。太陽生命ウィメンズセブンズ鈴鹿大会開幕
ホームのサポーターたちが大勢足を運んでくれた。
その空気が背中を押した。
6月8日に始まった、『太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2019』第3戦 鈴鹿(三重)大会 第1日。地元の『パールズ』(Mie Women’s Rugby Club Pearls)が3戦全勝と好スタートを切った。
同9日、カップ(最上位)トーナメント準々決勝に進出し、今季第2戦・東京大会に続く優勝を狙う。
プールAに入ったパールズは、初戦の横河武蔵野アルテミスターズ戦に38-5と快勝すると、自衛隊体育学校PTSを43-0、北海道バーバリアンズ ディアナを35-12と倒した。
初日の最終戦となった北海道バーバリアンズ ディアナ戦は後半立ち上がりまで14-12と競る展開も、ターンオーバーからいっきに攻め切って突き放してみせた。
齊藤聖奈主将や東京大会MVPの保井沙予、原仁以奈をケガで欠いているものの、外国人選手たちと日本人選手の連係もよく安定しており、片嶋佑果らがのびのびとプレーした。
今春、日体大から加入したゲームメーカーの山本実もチームにフィットした動きを見せた。
本人は初日について、「秋田大会(今季第1戦)、東京大会で出た課題の修正をしました。この大会に向けていい準備もできました。それを出せたと思います」と初日を振り返った。
「自分自身、チームのスタイルを理解できていなかったところもあったのですが、だいぶ分かってきた。地元の皆さんの応援もプレッシャーになることもなく、すごく力になっています」
2日目に向け、「タイトな試合が続くでしょうが、最初から気持ちを高めて勝ち切りたい」と話した。
初日3戦全勝だったのはパールズだけで、プールBとプールCはもつれた。
2勝1敗、勝ち点7のチームが3つ並んだプールBでは、得失点差でARUKAS熊谷が1位、日体大女子が2位に。3位のRKUラグビー龍ケ崎GRACEもカップトーナメントに進む。
プールCでは、ながとブルーエンジェルスと東京山九フェニックスが2勝1分け、勝ち点8で並び、得失点差により、ながと1位、フェニックス2位となった。3位のYOKOHAMA TKMもカップトーナメントへ駒を進めた。
2日目の6月9日は、9時キックオフ。カップトーナメント準々決勝から始まる。
曇ったり晴れたり、強風も吹いた初日と比べ、雨の降りやすい天気となりそうだが、ピッチの上では、初日以上に熱戦が繰り広げられるのは間違いない。
是非、会場の三重交通G スポーツの杜 鈴鹿へ。