ワールドカップ 2019.06.05

スマイルスポーツ アスリートインタビュー 庭井祐輔「大男同士のぶつかり合いを見てほしい」

スマイルスポーツ アスリートインタビュー 庭井祐輔「大男同士のぶつかり合いを見てほしい」
度重なる負傷にも、夢であり目標でもあるワールドカップ出場は最後まであきらめていない(写真=スマイルスポーツ)

2019年、日本スポーツ界のビッグイベントと言えばラグビーワールドカップ2019。スマイルスポーツでは、今号(6月1日発行)と次号(9月1日発行)でラグビー特別企画を組み、大会を盛り上げる。今号では、スクラムの要として重要なフッカーの日本代表候補であり、夢の舞台でのプレーを誰よりも切望する、庭井祐輔選手のスペシャルインタビューをお届けする。(取材は5月8日に行いました)

ラグビーワールドカップ(RWC)2019 日本大会の開幕まで、いよいよあと3 ケ月となった。

RWC はFIFA ワールドカップ、オリンピック・パラリンピックとともに世界3 大スポーツイベントと称されるラグビー界最高峰の国際大会で、この秋は日本全体が空前のラグビーブームに包まれることが予想されている。

そんなビッグイベントを間近に控え、ラグビー日本代表の候補メンバーに名を連ねる庭井祐輔選手は、現在の心境をこう語る。

「今回のRWC は4年に1度行われる大会というだけでなく、初めて日本で開催されるRWC ということで、まさに『4年に一度じゃない。一生に一度だ。』というキャッチコピーどおりの大会だと思っています。その大会に出られるかもしれない位置にいられるのはすごく幸運ですし、今はリハビリ中ですが(※注:今年1月の練習中にアキレス腱を断裂)、またケガをしてもいいから出たいと思うくらいの大会です。前回大会で日本代表がすばらしい成績を残してくれたおかげで、日本ラグビーが世界から注目されるようになり、盛り上がりという点ですごく良い状態で迎えられる。僕自身はいつ代表に呼ばれても活躍できるよう、準備を進めているところです」

ラグビーをしていた友だちに誘われて小学校5年生の時に西神戸ラグビースクールに通い始め、報徳学園高校から立命館大学、キヤノンとトップレベルのチームに所属してきた庭井選手。

ラグビーをプレーするおもしろさを尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「僕はもともとサッカーをやっていたのですが、ちょっとでも当たるとファールになるのがイヤでやめたんです。ラグビーでは、同じプレーをするとほめられる。だからコンタクト(相手と激しくぶつかるプレー)が好きだし、得意ですね。ラグビーをあまり知らない観戦者の方に注目してほしいのも、コンタクトの場面。大男同士が本気でぶつかり合うなんてなかなかないですし、衝撃的だと思います。ぜひ生でぶつかり合う『音』を聞いてほしいです。ここはテレビでは絶対に伝わらない部分なので。また、僕がプレーするフッカーは最前線の真ん中でスクラムを組むのですが、フッカーが組み負けたらチーム全体が押されるというくらい、スクラムで大事なポジションです。スクラムを組む際、最前列(背番号1、2、3番)の選手には1トン以上の力がかかっていると言われているので、それを想像しながら観ていただくのもおもしろいかもしれません」

こちらのインタビューのほか、日本代表デビュー時のエピソード、現在の日本代表について、所属チームのチームメイトの人物評など庭井選手のインタビューは、6月1日発行の(公財)東京都スポーツ文化事業団広報誌『スマイルスポーツVol.78』に掲載されています。


庭井祐輔(にわい・ゆうすけ)

1991年10月22日生、兵庫県出身。キヤノンイーグルス所属で、スクラムの強さは日本屈指と定評がある。報徳学園高校、立命館大学を経て2014年にキヤノンに入社し2016年には主将に。日本代表のフォワードの要として活躍を期待されながら、1シーズンを棒に振る大ケガを経験。懸命なリハビリを経て、夢にみる日本で開催されるワールドカップ出場を目指す。174cm、100kg。

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