ロンドンセブンズ初日、日本は3連敗。ウェールズ、ケニアと必死の残留争い。
「HSBC ワールドラグビー セブンズシリーズ 2018-2019」の第9ラウンド、ロンドン大会が現地時間5月25日に開幕し、シーズン総合順位がコアチーム(15チーム)中最下位で降格の危機にある男子セブンズ日本代表は、プールAで南アフリカ、アルゼンチン、カナダに3連敗し、カップトーナメント進出を逃した。大会最終日は9位以下のトーナメントに臨む。
残留争いのライバルであるウェールズとケニアもベスト8入りを逃しており、日本は総合順位でこの2チームを逆転する可能性はまだ十分ある。少なくとも、来週の最終ラウンド・パリ大会前にポイント差を詰めておきたい。
現在、総合15位の日本が獲得しているポイントは22点。14位のウェールズは25点、13位のケニアは26点。
<1大会で得られるポイント数>
■優勝:22点 ■準優勝:19点 ■3位:17点 ■4位:15点
■5位:13点 ■6位:12点 ■7位タイ:10点
■9位:8点 ■10位:7点 ■11位タイ:5点
■13位:3点 ■14位:2点 ■15位タイ:1点
初日の南ア戦は0-49と完敗。日本はブレイクダウンとディフェンスでプレッシャーをかけられ、反則によるイエローカードで数的不利となった時間帯もあり、7トライを許して実力差を見せつけられた。
アルゼンチン戦は7-36で敗れた。序盤にキックをブロックされてから先制を許し、その1分後には相手のカウンターラックでボールを失い連続失点。4分には日本のパスが乱れ、カウンターで3連続トライを奪われた。
日本は6分にトロケ マイケルが自陣から抜けて約70メートル走り切り、スコアボードを動かしたが、この試合のトライはこの1本のみ。後半、ディフェンスラインを上げたところで相手選手にスペースを突かれるなどし、流れを変えることはできなかった。
カナダ戦は12-31。身長196センチ、体重120キロでパワーにスピードもあるカナダ選手を止められずハットトリックを許した。日本はほかの選手に対してもタックルがあまかった場面があり、ミスも多かった。
今大会でワールドセブンズシリーズデビューとなった山内俊輝がアルゼンチン戦に続きカナダ戦でも好走を見せたが、サポートが遅れるなど、得点につなげることができなかった。坂井克行、橋野皓介がトライを挙げたものの、勝利には届かなかった。
現地時間26日、日本は9位以下のチームが臨むチャレンジトロフィーの準々決勝で、ライバルのウェールズと対戦する。ケニアは今季総合10位のスコットランドとぶつかる。