国内 2019.03.29
ファストマン横須賀高校FB小林宗也、笑顔で階段を昇る。

ファストマン横須賀高校FB小林宗也、笑顔で階段を昇る。

[ 編集部 ]



 先輩たちに尋ね、教わったこともタメになったという。
 FBの稲吉渓太(同志社大1年)がアドバイスをくれた。
「FBやアウトサイドの選手は、試合の状況がいちばん見える。だから、内側の選手たちに、どこが、どういうふうに空いていて、そこをどうやって攻めようとか、具体的な指示を出すことが大事、と」
 50メートルを6秒台前半で走るスピードだけでなく、視野の広い選手を目指す。

 小学2年生から中学3年生まで硬式テニスをプレーした。ラグビーは県立横須賀高校に入学してから始めた。
 6歳上の兄・宗義さんも同部の出身だったから、興味を持っていた。

 硬式テニスでは県の18位。高校に入ってからやってみた円盤投げでも県の12位に入るなど、アスリートとしての資質が高い。
 チームではFBからのキックカウンターを得意とする。プレースキッカーとしても優秀で、イングランド代表SOオーウェン・ファレルの映像をチェックし、参考にする。

 TIDキャンプへの参加を重ね、「ラグビーの概念が変わってきた」と話す。
 もっと屈強な体にならなければ。広い視野も得たい。
「U18日本代表に選ばれるように頑張りたい」と口に出せるのも、向上心が高まった証拠だ。
 将来は大学でラグビーをやりたいと思っている。早大に魅力を感じている。


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