日本代表 2019.03.16

ジュニア・ジャパンはトンガAにも快勝! パシフィック・チャレンジ2位

[ 編集部 ]
ジュニア・ジャパンはトンガAにも快勝! パシフィック・チャレンジ2位

 20歳前後の選手で編成されたジュニア・ジャパンが、フィジー、トンガ、サモアの将来のスター候補たちと競った「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ 2019」を、2勝1敗の2位で終えた。
 フィジーの首都スバで開催されたこの大会。オープニングゲームでサモアAに快勝したあと、大会4連覇を遂げることとなるフィジー・ウォリアーズには完敗したものの、3月16日におこなわれた最終戦ではトンガAを39-10で倒し、勝利締めとなった。

 粘りのあるディフェンスが勝因となった。安定したセットピースも主導権を握る要因となり、攻めてはSO丸山凜太朗(東海大)など初先発のチャンスをもらった選手たちも躍動、計6トライを挙げた。

 前半6分、ジュニア・ジャパンはゴール前のスクラムで押し込み、NO8山本凱(慶應義塾大)がインゴールに突っ込んで先制した。
 相手に攻め込まれても堅守でスコアを許さず、PGで加点したあとの28分には、ラインアウトからテンポのいい攻撃でWTBシオサイア・フィフィタ(天理大)、FBヴィリアミ・ツイドラキ(摂南大)が右サイドをゲインして敵陣に入り、ボールを継続し、この試合では背番号6をつけたキャプテンの福井翔大(パナソニック)が中央を抜けてゴールへ走り切った。

 35分、フィジカル強いトンガがパワープレーを繰り返しトライを挙げたが、2分後にはジュニア・ジャパンが敵陣22メートルラインに迫り、SO丸山がディフェンス裏にキックし、インゴールに転がったボールをCTB長田智希(早稲田大)が押さえ、流れを引き戻した。

 前半終了前には、ゴールに迫ったトンガの攻撃を耐え、22-5で折り返した。

 ジュニア・ジャパンは後半に入っても集中力が高く、45分(後半5分)、WTBフィフィタの力強い走りで敵陣22メートルライン内に入り、SO丸山が無人の左スペースにクロスキックを放ち、この試合で好走を連発していたWTB木田晴斗(立命館大)がトライを決めた。

 さらに、何度も自陣深くに攻め込まれても崩れなかった堅守でリズムをよくし、63分にはCTB長田が好走。3人のディフェンダーを振り切ってゴールに迫り、自分でフィニッシュできなかったが、サポートについていたFBツイドラキがインゴール右隅に押さえ、点差を広げた。

 終盤、トンガにキック&チェイスから2つ目のトライを許したが、熱戦を締めくくったのは桜のエンブレムをつけた青年たちで、ラストアタック、ラインアウトからの力強いローリングモールでペナルティトライを奪い、快勝となった。

 最終節のもう1試合は、フィジー・ウォリアーズがサモアAを48-16と圧倒し、3戦全勝で4連覇を達成した。

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