その他 2019.02.04
半世紀を超える津軽雪上ラグビー大会。今年も弘前(青森)で笑顔と熱戦。

半世紀を超える津軽雪上ラグビー大会。今年も弘前(青森)で笑顔と熱戦。

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 3年生の吹越は、青森の三沢商出身。北国生まれだから、雪には強い。
 しかし、今年に入っての練習はウエートトレーニングなど室内でのものばかりだったから、屋外でのプレーはこの日が久しぶりだった。
「だから少し緊張しました。でも、楽しむ気持ちも忘れずにやった結果だと思います」
 八戸学院大は、2018年度の東北地区大学総体でおこなわれたセブンズで優勝している。その経験も活かした。

 15人制ではCTBとしてプレーする吹越は、大学ラストイヤーを迎える2019年度のシーズンに向け、「大学選手権出場が目標」と言った。昨季は東北地区大学リーグで東北学院大、東北大に敗れて3位に。全国行きの切符を逃し、悔しい思いをした。
 雪上大会での優勝を再浮上への第一歩としたい。

 大会がおこなわれた2日間は好天に恵まれ、『レジェンド』として参加した松尾さんが指導したラグビークリニックでは高校生たちが刺激を受けた。
 グラウンドの脇では「つがる豚」を使った豚汁が無料でふるまわれた。あったかいソバも人気があった。各チームのテントでも思い思いの鍋が作られていた。
 青空の下の雪のピッチに墨汁ライン。楕円球を追いかけて転び、笑い、熱くなる。
 どれもこれも素敵な光景。世界に紹介したい、日本ラグビーの一部だ。

「ながけりの部」では2勝したSCRAPS Bが優勝。オールホワイトと弘前大医学部ラグビー部OBに勝った。(撮影/松本かおり)
スパイクの部でMVPに選ばれた吹越大清(八戸学院大3年)。(撮影/松本かおり)
試合前、墨汁でのライン引き。(撮影/松本かおり)



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