各国代表
2019.01.16
ウェールズ代表ファレタウが3か月間に2度目の骨折 欧州6か国対抗は不参加へ
2月1日に開幕するシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)で6年ぶりの優勝を目指す世界ランキング3位のウェールズ代表だが、FWの中心選手のひとりとして期待されていたNO8タウルぺ“トビー”・ファレタウが所属するバースの一員として出場した1月12日のワスプス戦(欧州チャンピオンズカップ)で腕を骨折し、大会不参加となる見通しであることが明らかになった。
ファレタウは昨年10月に腕を骨折し、11月のテストマッチを欠場。長期リハビリを経て、先週末のワスプス戦が復帰戦だった。右の前腕に保護帯をつけてフル出場し、ディフェンスを破るダイナミックな走りで最初のトライを演出するなどチームの勝利に貢献していたが、前回とは別の箇所の骨折が判明し、またもプレー不可となった。
バースはファレタウの復帰時期を未定としているが、現地メディアによれば全治8週間と見られており、2月1日から3月16日までおこなわれるシックスネーションズでプレーするのは難しくなった。しかし順調に回復すれば、最終節のアイルランド代表戦に出場する可能性はある。
ウェールズ代表のウォーレン・ガットランド ヘッドコーチは1月15日、同大会に臨むメンバー39人を発表。脳しんとうからの回復が待たれるFBリー・ハーフペニーはスコッド入りしたが、この時点でファレタウの名前はない。
バックローでは、ダン・リディエイト、アーロン・シングラー、エリス・ジェンキンス、ジェームス・デーヴィスなども負傷で離脱中。その代わり、26歳のトーマス・ヤングが1年半ぶりに招集され、昨年、ファレタウ不在の間に8番をつけたロス・モリアーティも12月に脳しんとうを起こしたが復活間近で、活躍が期待される。