国内
2018.11.11
【花園予選】早稲田実業、國學院久我山を圧倒。6度目の聖地へ。
先制トライを奪った早実WTB今駒有喜。(撮影/松本かおり)
前評判なら紺色に黄色のライン。國學院久我山の方が高かったかもしれない。
しかし、そんなものは関係なかった。
勝ったのは、この試合に勝つための準備を徹底してきた早稲田実業だった。
アカクロのジャージーはキックオフから完璧な30分を過ごした。用意してきたプレーを次々に繰り出す。それを選手たちが集中力高くやり遂げた。
まずキックオフレシーブから。FWがタテにズドン。そこからワイドに振って前進し、ゴール前まで迫る。その好機はスローフォワードで逃すも、勢いで相手を飲み込んだ。
前半7分。先制は久我山陣ゴール前で得たPKからだった。スクラムを選択。SHの位置に入ったWTB今駒有喜が持ち出してインゴールへ。12分に追いつかれるも、22分にラインアウトからセンタークラッシュ後のムーヴで追加のトライを奪う。26分にはさらにPGで加点し、前半を17-7で終えた。
後半に入っても早稲田実業の勢いは衰えなかった。
キックオフ直後、インターセプトから好機を掴み、WTB三浦哲が右中間にトライ。7点を返されてもすぐにインゴールへ入り、残り10分で36-14と大きくリードした。
終盤に1つずつトライを決め、43−19でノーサイド。早実が、6度目となる花園出場を決めた。