海外 2018.07.21

スコット・ハンセン ディフェンスコーチが語る2018年のサンウルブズ。

スコット・ハンセン ディフェンスコーチが語る2018年のサンウルブズ。
2018年のサンウルブズ。相手に奪われたトライ総数はワーストの99だった(Photo: Getty Images)
 シーズン前に5位入りを目標としたが、3勝13敗で最下位に終わった。平均失点は41.5。しかしサンウルブズのスコッド・ハンセン ディフェンスコーチは、前向きな言葉を発し続けた。
「チームとして成長できました。広くグラウンドを使うサンウルブズのブランドを確立できたと思いますし、他のチームのコーチ陣からも『エキサイティング』と聞いています。これを継続して発展させ続けることが、今後のチャレンジとなります」
 スーパーラグビーに日本から参戦して3シーズン目となるチームには、日本代表も仕切るジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチとトニー・ブラウン アタックコーチが新たに入閣。神戸製鋼のアシスタントコーチでもあるハンセンも新参スタッフの1人だったが、試合ごとのメンバー変更などで防御システムの涵養(かんよう)に難儀。それでも、「誤算はどこに」という質問にはこう応じるのである。
「特に誤算だったことはないと思っています。毎週末の試合に向け、できる限りの準備をしていく。そして当日に予想外の出来事が起きても、反省し、学んで成長し続けるのが大事。逆境に立たされることは、非常にいいことだと思います」
 7月15日に都内で設置された約10分間の共同取材機会では、具体性よりも明るさの発信にウェイトを置いたハンセン コーチ。スーパーラグビー中断期間中の6月には、日本代表のツアーに帯同した。日本代表ではハリケーンズのジョン・プラムツリー ディフェンスコーチが手腕を発揮していたが、ハンセンは自己投資などのためその隊列へ加わっていた。
「(ツアー参加の理由は)サンウルブズと日本代表との連携を強めるためです。また、ジョン・プラムツリーからディフェンスのアイデア、サンウルブズ強化のための知恵をいただいていました。もうひとつは、自分自身のパーソナルデベロップメントのためです。テストマッチに向けた1週間でどんなチーム作りをするのかを現場で見たかった」
 多国籍軍のサンウルブズにひとつのシステムを落とし込む難しさ、国を背負うチームの雰囲気を感じてきたであろうハンセンは、「また来年も(サンウルブズの首脳と)一緒に仕事がしたい」。今夏から冬にかけては、神戸製鋼に戻る。今季は元ニュージーランド代表コーチのウェイン・スミス新総監督のもと、アタック&BKコーチを務める。
(文:向 風見也)

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