国内 2018.04.03

アイルランド代表の欧州制覇に貢献したスクラムの知将、NECコーチに就任!

アイルランド代表の欧州制覇に貢献したスクラムの知将、NECコーチに就任!
NECのコーチとなるグレッグ・フィーク氏。これまで、アイルランド代表の3回のシックスネーションズ優勝と、レンスターの2回の欧州制覇に貢献した。42歳(Photo: Getty Images)
 NECグリーンロケッツが4月2日、2018年度の新体制と新加入選手を発表し、アイルランド代表のスクラムコーチを務めて今年のシックスネーションズ全勝優勝に貢献した元ニュージーランド代表PRのグレッグ・フィーク氏がコーチングスタッフに加わることが明らかとなった。
 選手時代には1999年のワールドカップ出場を含めてオールブラックスで10キャップを獲得し、クルセイダーズでスーパーラグビー優勝を遂げたこともある。レンスターのコーチとなった2010年の11月からアイルランド代表のセットピース強化に携わり、2014年からフルタイムのアイルランド代表スクラムコーチとなっていた。
 来年のワールドカップで初優勝を目指すアイルランド代表にとってフィーク氏は重要な人物であり、スポットコーチなど、グリーンロケッツでの仕事と兼任するような形で、関係を維持すると見られている。
 そして、かつてグリーンロケッツのSOとして活躍した松尾健氏もコーチ新任が決まった。
 選手は、2016年のアジアラグビーチャンピオンシップで日本代表として2キャップを獲得したSH中嶋大希が加入。中嶋とともに流通経済大で鍛錬を重ねたPR足立匠もNECに入団した。
 そして、昨年11月にトンガ代表デビューを果たした大東文化大出身のSH岡新之助タフォキタウ、早稲田大出身のSO横山陽介、筑波大出身のCTB/WTB亀山雄大もグリーンロケッツの一員となってトップリーグに挑戦する。
 さらに、2011年のワールドカップで負傷者が続出したニュージーランド代表に緊急招集され、救世主となったスティーブン・ドナルドが、今度は千葉県我孫子市を本拠地とするNECグリーンロケッツで経験を活かすこととなった。オールブラックスで23キャップを重ねた34歳のSO/CTBドナルドは、かつて三菱重工相模原ダイナボアーズ、サントリーサンゴリアスでもプレーし、昨季はシーズン途中から東芝ブレイブルーパスに加わり奮闘していた。

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