海外 2018.03.08

サンウルブズが大幅にメンバー変更 シャークス戦で庭井、松島など先発

サンウルブズが大幅にメンバー変更 シャークス戦で庭井、松島など先発
故郷の南アフリカで暴れたい松島幸太朗(Photo: Getty Images)
 今年のスーパーラグビーでホーム開幕2連敗となり、南アフリカ遠征で初勝利を目指す日本チームのサンウルブズが、3月10日にダーバンでおこなわれるシャークス戦の試合登録メンバーを発表した。
 前節でLOサム・ワイクス、CTBラファエレ ティモシー、WTB山田章仁が脳しんとうを起こすなど負傷者が続出し、また、休養が必要な選手もいるため、先発メンバーは11人替わった。
 ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチはミッドフィールドにマイケル・リトルとシオネ・テアウパを起用。オールブラックスの名CTBだったウォルター・リトルの息子であるマイケルは、スーパーラグビー初出場となる。
 SH流大はリザーブにまわり、SH内田啓介が今季初先発。ゲームキャプテンは流と共同主将のヴィリー・ブリッツが務めることになり、「各選手がそれぞれの仕事をおこなうことで試合に勝ちにいく。南アフリカのチームはフィジカルが強いので、接点でフォワードもバックスもしっかりと対応し、いい勢いを続けることが大事」と語る。
 大腿肉離れのため遠征に参加しなかったHO堀江翔太に替わり、背番号2をつけるのは庭井祐輔。昨年7月のブルーズ戦で左膝を脱臼骨折し、トップリーグでプレーできなかった庭井にとっては久しぶりの公式戦出場となり、「長い期間試合から離れていましたが、いいトレーニングができていたのでコンディションは問題ないです。自分がまず先頭に立って、(フィジカルが強い相手に対し)こちらもしっかりフィジカルで対応していきたいと思います。特に一つひとつのプレーを細かいところにもこだわってプレーしていきたいです」と意気込む。
 そして、右膝の靭帯を痛めていた松島幸太朗も戦列復帰となり、背番号15をつける。今季初出場となる松島は、「不安はないです。試合に出ながら勘が戻ってくると思います。体を張っていいプレーをして、チームに貢献できればと思っています」とコメント。かつてシャークス・アカデミーで学んだことがあるため、「シャークスには何人か一緒にプレーした選手もいるので、今回トップレベルの対戦相手として一緒にプレーできることが、非常に楽しみです」と語った。
 そのほか、怪我で先週欠場したLOの姫野和樹とグラント・ハッティング、WTBレメキ ロマノ ラヴァも戦列復帰で先発。
 リザーブに入ったPRの石原慎太郎とヘンカス・ファン・ヴィック、LO/FLヴィンピー・ファンデルヴァルトは、出場すればサンウルブズデビューとなる。
<サンウルブズ (3月10日・シャークス戦) 試合登録メンバー>
1.クレイグ・ミラー(―)  2.庭井祐輔(キヤノン)  3.浅原拓真(東芝)  4.姫野和樹(トヨタ自動車)  5.グラント・ハッティング(―)  6.リーチ マイケル(東芝)  7.徳永祥尭(東芝)  8.ヴィリー・ブリッツ(主将/NTTコム)  9.内田啓介(パナソニック)  10.立川理道(クボタ)  11.ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)  12.マイケル・リトル(三菱重工相模原)  13.シオネ・テアウパ(クボタ)  14.レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)  15.松島幸太朗(サントリー)
〔リザーブ〕
16.坂手淳史(パナソニック)  17.石原慎太郎(サントリー)  18.ヘンカス・ファン・ヴィック(宗像サニックス)  19.ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)  20.ラピース・ラブスカフニ(クボタ)  21.流大(サントリー)  22.中村亮土(サントリー)  23.ロビー・ロビンソン(リコー)

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