海外
2018.02.10
【10人制】パナソニック、レッズに敗れ決勝トーナメント進出ならず
スーパーラグビー9チームなど12チームが集う国際10人制大会『ブリスベン・グローバル・テンズ』が2月10日、2日目(最終日)を迎え、プール戦第3戦を戦った。パナソニックは7−38でレッズに敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。
同日の決勝トーナメントに進むために、この試合で勝って他試合の結果を待ちたかったパナソニック。前半3分のトライ&ゴールで7−0と先制したが(試合は10分ハーフ)、その後はディフェンスの場面が多くなり、6分、9分とトライを奪われ7−12でハーフタイム。後半はアタック場面でのブレークダウンでテンポを出せず、ボールを失って、相手のフィジカル、スピードを引き出してしまった。
後半4トライを失ったパナソニックは7−38まで差を広げられ敗れた。直後の試合でブルーズがレベルズに勝ち、勝ち点ではブルーズ以外の3チームが並んだが、得失点差でパナソニックは4位に。決勝トーナメント進出を逃した。
「ボール獲得の局面でしっかりプレーしようと話して試合に入ったが、精度が上げられなかった」とは試合後の相馬朋和ヘッドコーチ。
「パナソニックは、スピードと、気迫あるプレーが素晴らしかった。悔しいゲームだね」
取材に訪れた現地メディアからは、日本チームを称える声も聞かれた。パナソニックのファーストトライにスタンドが湧くなど、大会における存在感は定着しつつある。
パナソニックの強みとも通じるところの多い10人制大会は、確かにチームにとって、選手たちにとって貴重な経験になったはずだ。(文:成見宏樹)
「ブリスベン・グローバル・テンズ」大会公式HP→ http://brisbaneglobaltens.com/
大会を通じて、ランだけではなくキックも有効に使ったSO山沢拓也(撮影:早浪章弘)