海外 2017.05.06

日本魂持つFW3人が海外スーパークラブで奮闘 リーチとツイは2度目の激突

日本魂持つFW3人が海外スーパークラブで奮闘 リーチとツイは2度目の激突
トライを挙げたドナルドのもとに駆け寄るリーチ(中央)。写真左から2人目はツイ(Photo: Getty Images)
 2015年のラグビーワールドカップを日本代表として一緒に戦った2人、リーチ マイケルとツイ ヘンドリックが、スーパーラグビーの舞台で別のチームに分かれて激突した。5月6日にニュージーランドのニュープリマスでおこなわれた試合、リーチはチーフス(ニュージーランド)のNO8で、ツイはレッズ(オーストラリア)のFLとして先発出場。2015年6月6日のチーフス戦でツイがスーパーラグビーデビューをしたとき、後半の約7分間2人は同時にプレーしたことがあったが、スターターとしてぶつかり合ったのは今回が初めて。
 ツイはレッズが先制点を奪った前半10分のモールで強力なエンジンとなり、ラインアウトで相手にプレッシャーをかけてターンオーバーを演出するシーンもあった。
 リーチは後半11分の好機に落球するミスがあったが、直後のスクラムでチーフスはターンオーバーすると、NO8リーチの球出しから、SHタウェラ・カーバーロー、SOスティーブン・ドナルドとつないでトライを挙げている(ツイは後半21分、リーチは後半24分に交代)。
 試合は、脳しんとうを克服して1年ぶりに復帰したCTBチャーリー・ナタイなどの活躍で、チーフスが46−17と圧倒。首位を争っているチーフスはトライボーナスポイントも獲得し、9勝1敗(勝点42)とした。レッズは2勝8敗(勝点11)。
 なお、ジャパンが世界に誇るもうひとりのバックローワー、アマナキ・レレィ・マフィは同日、レベルズのNO8として地元メルボルンでのライオンズ戦に先発出場。負傷で一時退出するも再びフィールドに戻り最後までプレーしたが、チームは10−47で完敗し、1勝1分7敗(勝点7)となってオーストラリアカンファレンス最下位を脱出することはできなかった。

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泥沼状態のレベルズだが、奮闘を続けるマフィ(Photo: Getty Images)

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