海外 2017.02.03

小山(大東大)、松田(帝京大)、ブリスベン・グローバル・テンズでパナデビュー!?

小山(大東大)、松田(帝京大)、ブリスベン・グローバル・テンズでパナデビュー!?
左から、パナソニックの練習に参加した
戸室達貴、宮川智海、小山大輝、松田力也。(写真/BBM)
 驚きのデビューだ。2月2日、パナソニックワイルドナイツから2017年度の加入選手として発表されたSH小山大輝(大東大)、SO松田力也(帝京大)が、2月11、12日にブリスベンで開かれる「ブリスベン・グローバル・テンズ」に選手登録。一足早くパナソニックの一員としてデビューする可能性が出てきた。同じく加入が発表されたLO/FL宮川智海(関東学大)、CTB/WTB戸室達貴(大東大)もチームと帯同する。
 2月2日から「ブリスベン・グローバル・テンズ」に向けた練習を再開させたワイルドナイツ。風速10?、体感気温2度の中、出場予定メンバーと新年度のルーキー4人が1時間半近い練習をこなした。「あの若さで世界と戦えるなんて羨ましいですよ」と言うのは練習でリーダーを務めたWTB北川智規。現在は大学生の彼らだが、海外の大会とあって出場が可能となるわけだ。
 裏には苦しい台所事情もある。今シーズン、SHの登録は3人。そのうち田中史朗、内田啓介の2人がサンウルブズ参加で不在とあって、専門職のSHは1年目の高城佑太ひとり。そこでルーキー二人にチャンスが巡ってきた。小山は「実際にSRのプレーを見て吸収したい」と腕をぶす。
 北川は「テンズは、セブンズのコンタクトがあるバージョン。スクラムもブレイクダウンもプレッシャーかけるし、スペースはいっぱいある。相当体力を削られると思う」と分析する。ただ、チームに巡ってきたチャンスの重さは分かっている。「誰もができる体験じゃない。遠征自体、プラスしかない。SRの選手と対戦するのも楽しみだし、テンズでアピールして這い上がろうと思ってる選手もいて、そういうギラギラした中でやるのは久々なので、楽しみです」。
 大会の選手登録は26名。試合ごとの登録メンバーは18人で、入替自由。今季パナソニックに加入したFLデービッド・ポーコックは不参加。本人は出場する意思を見せたが、昨年11月に来日して以来のハードワークを考慮してメンバーから外れた。
 CTBリチャード・バックマン、WTBタンゲレ・ナイヤラボロはそれぞれSRハイランダーズ、ワラターズでプレーするためにメンバー外となった。ジャック・コーネルセンはオーストラリア出身の第3列で練習生として今季から練習に参加している。
【パナソニックワイルドナイツ 出場メンバー】
ヴァル アサエリ愛、坂手 淳史、川俣 直樹、谷田部 洸太郎、ヒーナン ダニエル、谷 昌樹、長谷川 崚太、飯島 陽一、高城 佑太、小山 大輝、ベン・ガンター、ホラニ 龍コリニアシ、ジャック・コーネルセン、田村 エムセン、山沢 拓也、ベリック・バーンズ、松田 力也、山田 章仁、林 泰基、百武 優雅、森谷 圭介、北川 智規、梶 伊織、藤田 慶和、児玉 健太郎、三輪 忠寛
「ブリスベン・グローバル・テンズを現地で観戦しよう!」
カンタス航空はブリスベンへ毎日運航
往路 成田発 19:30 ブリスベン着 5:40(翌日)
復路 ブリスベン発 9:50 成田着 18:00
(2017年3月25日までのスケジュールです。 スケジュールは予告なく変更になる場合があります)
※オーストラリア渡航には電子ビザ(ETA)が必要です。

bb

ブリスベン市内にあるショッピングモールも大会中は賑わいを見せそう
(写真/?塩隆)

PICK UP