海外 2017.02.02

2月11日、12日に「ブリスベン・グローバル・テンズ」開催。まだ間に合うぞ。

2月11日、12日に「ブリスベン・グローバル・テンズ」開催。まだ間に合うぞ。
会場となるブリスベンのサンコープスタジアム(撮影/?塩隆)
 日本国内のシーズンは1月29日の日本選手権決勝をもって終了。これから2月23日のスーパーラグビー(SR)開幕まで、南半球はNO RUGBY…なんてとんでもない。2月11、12日の2日間、オーストラリアのブリスベンで10人制ラグビーの大会「ブリスベン・グローバル・テンズ」が開催される。今年からラグビーカレンダーに加わったこの大会は、オーストラリアとニュージーランドのSR10チーム、フランスからトゥーロン、南アフリカからはSRブルズの母体であるブルーブルズ、サモア、そして日本からパナソニックワイルドナイツの計14チームが参加。2日にわたって28試合を行い、優勝を争う大規模なものだ。
 テンズ(10人制ラグビー)はFW5人、BK5人で構成され、試合時間は前後半各10分(ハーフタイムは5分)。スクラムは5人で組まれ、コンバージョンキックはトライから40秒以内のドロップキック。15人制ラグビーのダイナミックさと、7人制ラグビーのスピード感がミックスされている。パナソニックのロビー・ディーンズ監督は「15人制より人数が少ない分、スペースがあるので、高い心肺機能が要求される。SRのチームにとっては開幕に向けた絶好のウォームアップゲームになる」とその意義を説明する。
 全チームのメンバーは2月4日に発表されるが、すでにニュージーランドの参加選手は明らかになっており、ネヘ・ミルナースカッダー(ハリケーンズ)、リーアム・メッサム(チーフス)ら10人のオールブラックス選手が出場する。フランスのトップ14を戦っているトゥーロンでプレーする五郎丸歩選手も参加が決まっている。五郎丸選手は昨シーズン、SRレッズの一員としてプレーした地に再び戻ってくることになる。
▼ブリスベンはオーストラリア第3の都市(撮影/?塩隆)

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 開催地も並々ならぬ力を入れており、昨年、PRのために日本を訪れたグラハム・カーク ブリスベン市長は「大会の2日間だけでなく、この週はブリスベンの街がラグビー一色に染まります」と街を挙げて大会を盛り上げることを表明している。
 会場となるのはサンコープスタジアム。SRレッズのホームグラウンドでもあるが、オーストラリア代表監督も務めたディーンズ監督によると「世界一ラグビーが見やすい競技場」だという。
 ブリスベンは今が真夏。夏の陽光降り注ぐスタジアムでビール片手に名だたるトップチームの戦いを観戦。これは見逃す手はない。ブリスベンには毎日成田からカンタス航空の直行便が飛んでおり、夜に日本を発てば翌朝にはブリスベン国際空港に到着する。空港から市内へも電車で移動でき、サンコープスタジアムの最寄駅「ミルトン駅」は市内中央の「ローマ・ストリート駅」から一駅だ。日本から最も近い南半球のスタジアムで、開幕より一足早くスーパーラグビーを味わおう!
【大会組分け】
プールA:レベルズ(AUS)、チーフス(NZ)、パナソニックワイルドナイツ(JPN)、
ワラターズ(AUS)
プールB:レッズ(AUS)、クルセイダーズ(NZ)、ブルーズ(NZ)、マヌ・サモア(SAM)
プールC:ブランビーズ(AUS)、ハイランダーズ(NZ)、ブルー・ブルズ(SA)
プールD:フォース(AUS)、ハリケーンズ(NZ)、トゥーロン(FRA)
※大会のフォーマットは、総当たりのリーグ戦方式(プールC、Dのチームは違う組の1チームとも対戦)。各組上位2チームがノックアウト方式の決勝トーナメントに勝ち進む。
「ブリスベン・グローバル・テンズを現地で観戦しよう!」
カンタス航空はブリスベンへ毎日運航
往路 成田発    19:30 ブリスベン着5:40(翌日)
復路 ブリスベン発  9:50 成田着18:00
(2017年3月25日までのスケジュールです。 スケジュールは予告なく変更になる場合があります)
※オーストラリア渡航には電子ビザ(ETA)が必要です。

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