国内 2016.11.06

報徳学園、関西学院高等部などが準決勝進出(第96回全国高校大会兵庫県予選)

報徳学園、関西学院高等部などが準決勝進出(第96回全国高校大会兵庫県予選)
前半21分、この日チーム2本目のトライを挙げた報徳学園FB雲山弘貴
 第96回全国高校ラグビー大会兵庫県予選は11月6日、神戸市鷹取のJR西日本神戸総合グラウンドで準々決勝4試合を行い、報徳学園、関西学院高等部、科学技術、甲南の春の県民大会上位4校が順当に準決勝に進出した。
 春の優勝校でAシードの報徳学園は市立尼崎を75−3(前半14−3)の大差で降した。当たり疲れが出てきた市尼崎を後半に入って突き放す。計11トライを奪った。
 キッカーでもある2年生FBの雲山弘貴は3トライ、10ゴールの35点をマークした。トライ数はこの日のチーム最多。186センチ、87キロの体から生み出されるストライドの大きさでタックラーを弾き飛ばす。その姿は欧州や南半球の選手とかぶる。「ゴールキックは100%決めないとダメ。大事なゲームで負けてしまうこともある」と課題を口にするところに大きな将来性が垣間見えた。
 Bシードの関学高は県立芦屋に12−0(前半12−0)と辛勝した。
 前半12分にNO8福富一真、同21分にはSH東田涼が相手インゴールに飛び込んだが、その後は得点を刻めず。後半は風上にもかかわらず、ペナルティーキックのノータッチやノックオンなどミスが散見された。CTBの冨岡青(あおい)主将は「ノータッチは仕方ない。それ以外の部分でもっと勝負できたはず。ブレイクダウンに行くのも遅かった」と反省ばかりが口を突いた。
 Cシードの科学技術は神戸に36−7(前半24−0)、Dシードの甲南は県立伊丹に41−7(前半17−7)とそれぞれ勝利を収めた。
 この結果、11月13日、神戸市のユニバ記念競技場で行われる準決勝は、関学高−科学技術(第1試合)、報徳学園−甲南の対戦になった。キックオフは午後1時と同2時30分である。

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後半、モールを押し込む関西学院

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