セブンズ 2016.08.08

女子セブンズ日本代表はメダル獲得ならず ブラジルに敗れ9位以下確定

女子セブンズ日本代表はメダル獲得ならず ブラジルに敗れ9位以下確定
ブラジル戦でタックルする桑井亜乃(中央)。背番号1は主将の中村知春
(Photo: Getty Images)
 リオデジャネイロオリンピックの女子7人制ラグビー(セブンズ)は競技2日目の7日、各プールの最終戦がおこなわれ、日本はブラジルに10−26で敗れた。日本はプールCで最下位(0勝3敗)となり、9〜12位決定トーナメントに進むことが決定。目標としてきたメダルには届かなかった。
 初日に2連敗した両チームだったが、準々決勝進出の望みはわずかながらあった。各プール3位チームのなかで成績が1番か2番ならば8強入りできるため、どちらも大差での勝利が必要だったが、ワールドラグビー女子セブンズシリーズでも力が拮抗していた両国の戦いは、やはり接戦となった。
 先制したのはブラジル。前半1分にゴール前でPKをもらい、キャプテンのパウラ・ハルミ・イシバシが速攻でインゴールに突っ込んだ。
 日本は6分、小出深冬のビッグゲインで敵陣22メートルライン内に入り、チャンスとなる。日本の攻撃にブラジルはたまらず反則を犯し、イエローカードで1人が2分間の退出。日本は数的有利となって桑井亜乃がゴールに持ち込み、記念すべきオリンピック初トライを決めた。
 5−5で迎えた後半早々には、山口真理恵が軽快な走りを見せ、次々とサポートもついて再び山口にボールが渡り、トライ。
 しかし、地元ファンの声援を受けたブラジルはその1分後に取り返し、コンバージョンも決まって逆転。5分には日本が自陣深くで反則し、ブラジルがたたみかけて9点差に広がった。最後まで必死にプレーした日本だったが、試合終了前、がら空きのスペースにキックされてブラジルに4トライ目を許し、悔しいノーサイドとなった。
 初勝利をめざす日本は、9〜12位トーナメントの初戦でケニア(プールB4位)と対戦する。

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