セブンズ
2016.08.06
【リオ五輪 女子C組】 イギリス 8強入りを争う日本の難敵
チームGBとして結束し、金メダルを狙う(Photo: Getty Images)
日本がプールCで準々決勝進出を争う強力なライバル。
チームGB(グレートブリテン/イギリス代表)としてオリンピックに臨む。とはいえ、登録メンバー12名のうち、11人はワールドラグビー女子セブンズシリーズで好成績を収め出場権を獲得したイングランドの選手たち。ウェールズとスコットランドからは各2名がトレーニングスコッドに入っていたが、経験豊富なイングランドのトップ選手に交じってリオ五輪メンバーに選ばれたのはウェールズの20歳BKジャスミン・ジョイスただひとりだ。
それでも、ユニオンジャックを背負う選手たちの興奮と誇りは、いままでの大舞台とは違う特別なものに違いない。
サイモン・ミドルトン ヘッドコーチは「オリンピックデビューを果たすセブンズは、女子ラグビーにとって歴史的瞬間となる。リオで最良の結果を出してくれる最高のメンバーを選んだと信じている」 とコメントした。
チームの中心となるイングランドの選手は、昨季ワールドラグビー女子セブンズシリーズは総合4位に終わったものの、今年4月のカナダ大会で3年ぶりに栄冠を獲得している。多くが15人制でも活躍し、今回のリオ五輪スコッドのうち6人は一昨年の女子ラグビーワールドカップで20年ぶりの優勝を果たしたメンバー。そのとき大会得点王となるなどMVP級の活躍をし、体育教師を辞めてRFU(イングランドラグビー協会)とプロ契約を結び、オリンピックに向けて強化してきたエミリー・スカーラットがGBのキャプテンを務める。
「GBのジャージーを着てオリンピックで戦うことは子どもの頃からの夢だった。世界最高のスポーツステージで7人制ラグビーをプレーする最初のアスリートのひとりになることを楽しみにしている。イギリスを代表して、女子ラグビーを新しい観衆に観てもらえることを非常に誇らしく思う」
そう語ったスカーラットのほかには、かつてボブスレーの代表選手だったヘザー・フィッシャーの接点での強さとパワフルな走りも脅威的だ。
女子ラグビーワールドカップ2014(15人制)で優勝を果たし、ラグビーユニオンライターズクラブの年間最優秀スポーツパーソナリティー賞を受賞したエミリー・スカーラット。その美貌にも注目が集まる。昨季ワールドセブンズシリーズではドリームチームに選ばれた(Photo: Getty Images)