五輪アジア予選 日本男子は韓国、中国と同組。女子は6チームの熱闘へ
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来年のリオデジャネイロオリンピック出場をかけた男子7人制ラグビーアジア予選(香港スタジアム/11月7日、8日)のプール分けが発表された。
今年のアジアセブンズシリーズで優勝した男子セブンズ日本代表は、韓国(同3位)、中国(同5位)と同じプールA。最大のライバルと目される香港(同2位)はスリランカ(同4位)と一緒のプールBに入った。この予選で1位になったチームがアジア地区代表としてリオ五輪出場が決定し、2〜4位のチームは世界最終予選にまわる。つまり、プール戦(各組5チームずつの総当たり戦)で2位以上に入らなければその時点で来年のオリンピック出場の夢は断たれる。今季アジアシリーズでは、中国は地元開催の第1ラウンドで決勝進出を果たし日本を苦しめており、韓国も第2ラウンドのタイセブンズで準優勝と、侮れない。もちろん、日本はこのアジア予選を制して五輪切符獲得を狙う。世界最終予選での出場権獲得(1枠のみ)はさらに厳しい戦いが予想されるため、なんとしてもアジアで決めたい。
<リオ五輪 男子7人制ラグビーアジア予選>
■プールA: 日本、韓国、中国、シンガポール、中華台北
■プールB: 香港、スリランカ、マレーシア、フィリピン、イラン
一方、女子のアジア予選は香港大会(11月7日、8日)と日本大会(秩父宮ラグビー場/11月28日、29日)の2ラウンド制でおこなわれ、各ラウンドの成績に応じて与えられる総合ポイントが1位だったチームがアジア代表として五輪出場権を獲得できる(2〜4位は世界最終予選へ)。
当初アジア予選に参加予定だった韓国とタイが出場を辞退したため、女子のアジア予選は香港大会、日本大会ともに6チーム参加(日本、中国、香港、カザフスタン、スリランカ、グアム)で実施。プール戦は全チーム総当たりで、その後、決勝、3・4位決定戦、5・6位決定戦をおこなう。
女子セブンズ日本代表は今季アジアシリーズで総合優勝したものの、9月上旬の中国セブンズではカザフスタンと香港に敗れており、中国も難敵だ。こちらも接戦になることは間違いない。