NZもほぼベスト布陣で準決勝! 宿敵南アと12年ぶりのW杯激突へ
ラグビーワールドカップ史上初の連覇を狙うニュージーランド代表(オールブラックス)が、英国時間の今週土曜日にトゥイッケナムスタジアムでおこなわれる準決勝・南アフリカ代表戦に臨む試合登録メンバーを発表した。
先週末の準々決勝(フランス代表戦)でPRワイアット・クロケットが股の付け根部分を痛めたため、ジョー・ムーディーが左PRで先発する。ムーディーはプールステージの最終戦で太もも裏を負傷し離脱したベテランPRトニー・ウッドコクの代役として追加招集されたばかりだが、17日のフランス戦は前半途中から出場し、任務を全うしていた。ベンチにはオリジナルメンバーのPRベン・フランクスが入る。
ほかは準々決勝と同じメンバー。すでに世界最多のテストキャップ保持者となっている主将のFLリッチー・マコウはこの試合で、イングランドのレジェンドPRジェイソン・レナードが持つワールドカップ通算最多試合出場記録(22)にあと1つと迫る。
今大会でトップの8トライを挙げ、ワールドカップ1大会の最多トライ記録に並んでいるWTBジュリアン・サヴェアには、記録更新の期待がかかる。フランス戦で肩を痛めていた新星WTBネヘ・ミルナースカッダーも先発に名を連ねた。
試合があるロンドンの土曜日夕方は降水確率70%という予報も出ており、SOダン・カーターのゴールキックも重要になってくる。
ニュージーランドがライバルの南アとワールドカップで激突するのは12年ぶり4回目。テストマッチの通算対戦成績では52勝3分35敗と勝ち越しているオールブラックスだが、1995年の南ア開催大会決勝では延長の末に12-15で敗れており、1999年大会は3位決定戦でぶつかりそのときも南アが制している。そして2003年大会は準々決勝で対戦し、ニュージーランドが雪辱を果たした。
前日の会見で南ア代表のハイネケ・メイヤー ヘッドコーチは「今回のニュージーランドはおそらく史上最強のチームだ」と語ったが、ニュージーランドのスティーヴ・ハンセン ヘッドコーチも「彼ら(南ア)は生死をかけて臨んでくる」と誇り高きライバルを警戒しており、激闘となりそうだ。
キックオフは現地時間16時(日本時間25日の0時)。
1. Joe Moody 2. Dane Coles 3. Owen Franks 4. Brodie Retallick 5. Sam Whitelock 6. Jerome Kaino 7. Richie McCaw(主将) 8. Kieran Read 9. Aaron Smith 10. Daniel Carter 11. Julian Savea 12. Ma’a Nonu 13. Conrad Smith 14. Nehe Milner-Skudder 15. Ben Smith
〔控え選手〕
16. Keven Mealamu 17. Ben Franks 18. Charlie Faumuina 19. Victor Vito 20. Sam Cane 21. Tawera Kerr-Barlow 22. Beauden Barrett 23. Sonny Bill Williams