各国代表 2015.07.18

W杯前哨戦はオールブラックスが快勝 アルゼンチンにも明るい兆し

W杯前哨戦はオールブラックスが快勝 アルゼンチンにも明るい兆し

SBW

華麗なパスを連発したオールブラックスのCTBソニービル・ウィリアムズ
(Photo: Getty Images)

 南半球の強豪4か国が競うラグビーチャンピオンシップが17日にクライストチャーチ(ニュージーランド)で開幕し、大会4連覇を狙う世界ランキング1位のニュージーランド代表が同8位のアルゼンチン代表に39-18で快勝した。

 アルゼンチンのディフェンスは粘り強く、最初の20分間はPGのみで得点したオールブラックスだったが、6-3で迎えた前半20分、ゴール前ラインアウトからのサインプレーで主将のFLリッチー・マコウがインゴールに突っ込み、5点を追加。ハーフタイム前にはパワフルなCTBマア・ノヌーが4人のディフェンダーを弾き飛ばしてトライを挙げ、18-6で折り返した。

 2か月後に迫ったワールドカップに向けて調子を上げているニュージーランドは後半の入りもよく、42分(後半2分)、スピーディーなチームアタックをWTBチャールズ・ピウタウがフィニッシュして追加点。48分には敵陣深くでプレッシャーをかけてルーズボールをNO8キアラン・リードが確保し、そのままゴールへ持ち込んだ。

 一方、自陣で守る時間帯が多かった南米の雄だが、55分、61分と、ラインアウトからの力強いドライビングモールで連続トライを奪い、今秋のワールドカップで同組に入る世界王者を刺激した。

 しかし、最後にスコアボードを動かしたのはオールブラックス。71分、敵陣深くでの相手ボールスクラムをターンオーバーし、この試合が初キャップとなった途中出場のHOコーディー・テイラーがゴールラインを越えて、勝負を決めた。

 例年はホーム&アウェイでおこなわれるラグビーチャンピオンシップだが、ワールドカップイヤーの今年は、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンが1回戦総当たりで優勝を争う。

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