各国代表 2015.07.16

南ア代表8番はバーガー 豪代表オープンサイドFL先発はフーパー

南ア代表8番はバーガー 豪代表オープンサイドFL先発はフーパー

Hooper

オーストラリア代表の7番を争うマイケル・フーパー(撮影:Yasu Takahashi)

 ラグビーワールドカップ2015のプールB初戦で日本代表と激突する南アフリカ代表は、今週末からラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)に参戦する。18日にブリスベンでおこなわれるオーストラリア代表戦の試合登録メンバーが発表され、ハイネケ・メイヤー ヘッドコーチは経験豊富なユーティリティバックローワーのスカルク・バーガー(サントリー/ストーマーズ)を8番で試すことが明らかになった。昨年の同国最優秀選手であるNO8デュアン・フェルミューレンが首の手術を受けてワールドカップに間に合うかどうか定かではなく、指揮官は、先週末の世界選抜戦ではライオンズ主将のワーレン・ホワイトリーに8番でチャンスを与えていた。
 ブレイクダウン周辺のフィジカルバトルに強く、世界最高のオープンサイドFLと呼ばれたバーガーだが、ハンドスキル、走力もあって総合力が高く、エイトマンが彼のベストポジションと見る人もいる。

 世界選抜戦で活躍した21歳のジェシー・クリエルは2試合続けて13番を任され、念願の初キャップ獲得となる。アウトサイドCTBは、1番手と目されるジャック・フーリー(神戸製鋼)がまだ万全の状態ではないため、このチャンスに大きくアピールしたいところだ。インサイドCTBは、左ひざの大怪我から復活したばかりのジャン・デヴィリアーズ主将が所属チームのウェスタン・プロヴィンスに戻って調整中であり、ダミアン・デアリエンディに指揮官の熱視線が注がれる。

 対するオーストラリア代表も出場予定メンバーを発表。フランスのトゥーロンで全盛期に近いパフォーマンスを取り戻し、4年ぶりの代表復帰となる92キャップのマット・ギタウは、インサイドCTBで先発する。同じくトゥーロン所属のWTBドリュー・ミッチェルはリザーブメンバーに名を連ねた。

 10番を任されたのはクウェイド・クーパーで、レッズで長年コンビを組んできたSHウィル・ゲニアとプレーメイクする。2人ともここ数年は怪我に苦しんだこともあり、ワラターズのSOバーナード・フォーリーとSHニック・フィップスにポジションを奪われていたが、20か月ぶりに一緒にテストマッチで先発出場することとなった。

 オーストラリア代表には世界的オープンサイドFLが2人いるが、今週末の南ア戦では、注目の背番号7は副将のマイケル・フーパーが着る。度重なる故障を克服して約2年半ぶりに国際舞台に戻ってきたデイヴィッド・ポーコックは、ベンチで待機することとなった。

<オーストラリア代表>
1.スリッパー  2.モーア(主将)  3.ケプ  4.スケルトン  5.シモンズ  6.ファーディー  7.フーパー  8.ヒギンボッサム  9.ゲニア  10.クーパー  11.ホーン  12.ギタウ  13.クリンドラニ  14.アシュリー=クーパー  15.フォラウ
〔リザーブ〕
16.ポロタナウ  17.シオ  18.ホームズ  19.ホーウィル  20.ポーコック  21.フィップス  22.トゥームア  23.ミッチェル

<南アフリカ代表>
1.ムタワリラ  2.B・デュプレッシー  3.J・デュプレッシー  4.エツベス  5.マットフィールド(主将)  6.ロウ  7.クッツェー  8.バーガー  9.ピナール  10.ポラード  11.ハバナ  12.デアリエンディ  13.クリエル  14.ピーターセン  15.ルルー
〔リザーブ〕
16.ストラウス  17.H・ファンデルメルヴァ  18.マルハーバ  19.デヤガー  20.モホジェ  21.レイナー  22.ランビー  23.ンヴォヴォ

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