南ア代表の21歳司令塔、ハンドレ・ポラードが短期契約でドコモ入り!
(Photo: Getty Images)
いま、世界で最も輝いているラグビースターのひとりと言っていいだろう。21歳、身長189センチ、体重96キロの超新星。ハンドレ・ポラードが、ジャパンラグビートップリーグに参戦する。射止めたのは、NTTドコモレッドハリケーンズ。
今度の大物も南アフリカからだ。キヤノンイーグルスがFB/WTBヴィリー・ルルーとSH/WTBフランソワ・ホーハートをダブルで獲得し、ホンダヒートにはFL/NO8マルセル・クッツェーが加入、豊田自動織機シャトルズはスリークォーターバックのJJ・エンゲルブレヒトとサインを交わしたが、NTTドコモには、今秋のラグビーワールドカップで南ア代表(スプリングボックス)の10番を着ることが有力視されているポラードが加わることが明らかになった。
ドコモの正式発表はまだおこなわれていないが、23日、彼を保有するブルーブルズ・カンパニーが期限付き移籍を認めたことを公表した。
ワールドカップ終了後の11月1日から1月末までの3か月契約とされ、2月にはブルズに戻り、スーパーラグビーに参戦する予定。ポラードはブルズとすでに2017年末までの契約を結んでおり、南ア協会とともに、2019年まで延長する方向で話を進めている。
ポラードは16歳の頃から、ハイネケ・メイヤー現南ア代表ヘッドコーチが目をつけていたゴールデンボーイ。18歳になったばかりの2012年6月にU20南ア代表の司令塔を務めてジュニアワールドチャンピオンシップ(現ワールドラグビーU20チャンピオンシップ)初優勝に貢献した。昨年の同大会では主将として決勝に導き、優勝は逃したものの、国際統括団体であるIRB(現ワールドラグビー)の年間最優秀ジュニア選手賞に選ばれた。当然、南ア国内アワードの最優秀新人賞にも輝いている。
昨年、スーパーラグビーデビュー。数か月後にはスプリングボックス入りを果たし、早くもテストマッチ9試合に出場して7試合で10番をつけた。
常に冷静で決断力があり、パス、ラン、キックも成長著しい。
ワールドカップの激闘後、文化や生活スタイルがまったく異なる環境に身を置き、しかも短期間でどれくらいドコモラグビーに順応できるかわからないが、ポラードが本気でコミットすれば、NTTドコモレッドハリケーンズはまさに旋風を起こすかもしれない。