海外 2015.06.24

ブランビーズWTBスペイト、危険行為で5週間出場停止。準決勝アウト

ブランビーズWTBスペイト、危険行為で5週間出場停止。準決勝アウト

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優勝争いの終盤で戦列を外れることになったヘンリー・スペイト(撮影:Yasu Takahashi)

 南半球最強クラブを決めるスーパーラグビーで、3年連続の準決勝進出となり、11年ぶりの優勝をめざすブランビーズ(オーストラリア)だが、キーマンのひとりであるWTBヘンリー・スペイトが、先週末におこなわれたプレーオフ初戦のストーマーズ戦で危険なプレーをしたため、5週間の出場停止処分を科され、同大会の残り試合には出場できなくなった。24日、大会を運営するSANZARが発表した。

 南アフリカのケープタウンで現地時間20日におこなわれたストーマーズ戦の後半34分、ブレイクダウンに駆け寄ってラックに参加しようとしていたスペイトは、体を寄せて競ってきた相手CTBジュアン・デヨーンを強引に引き倒そうとして、抱えるような形になって頭から地面に落下させ、レフェリーからレッドカードをもらっていた。スペイトはすぐにデヨーンに謝罪し、2人は握手を交わして別れていたが、試合後、検証のあとにジュディシャル・オフィサーが科した制裁は厳しいものだった。

 今週土曜日にウェリントン(ニュージーランド)でおこなわれる準決勝、ハリケーンズ戦に出場できなくなったスペイト。今年もオーストラリア代表入りが濃厚なこのパワフルウイングは、7月17日から始まるラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)の第1戦=南アフリカ戦と第2戦=アルゼンチン戦も欠場となる。

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