藤田慶和がバーバリアンズデビュー！　秋に再びトゥイッケナムへ

　早稲田大学4年生で、日本代表のフィニッシャーでもある藤田慶和（21歳）が、5月31日、世界中から一流選手を集めてチームを結成する英国の名門クラブ「バーバリアンズ」で初出場を果たした。
　ロンドンのトゥイッケナムスタジアムでおこなわれたイングランドXV戦でベンチ入りした藤田は、後半5分、元南アフリカ代表のジオ・アプロンと入れ替わり、FBとしてプレー。元オールブラックスのCTB/WTBジョー・ロコゾコや、LOブラッド・ソーン、オーストラリア代表111キャップ保持者のFLジョージ・スミスなど、世界的スターにまじりながら積極的に動き、カウンターアタックの果敢なランで会場を沸かせるシーンもあった。
　しかしながら、秋の自国開催ワールドカップを見据えるイングランド代表候補選手たちのパフォーマンスはバーバリアンズの上を行き、藤田にトライチャンスはめぐってこなかった。

　試合はイングランドXVが73-12で勝利。

　セブンズ日本代表として聖地トゥイッケナムでプレーしたことがある藤田だが、バーバリアンズのメンバーとして走ったこの日も、忘れられない一日となったに違いない。
　ラグビーワールドカップ2015の日本代表メンバーに選ばれ、同大会でベスト8入りすれば、再びトゥイッケナムでプレーできる。

　なお、今回のバーバリアンズに招待されたもう1人の日本代表選手、ホラニ龍コリニアシ（パナソニック ワイルドナイツ）は、5月28日にソーモンドパーク（リムリック）でおこなわれたアイルランドXV戦でNO8として先発出場しており、イングランドXV戦の試合メンバーには入っていなかった。