海外
2015.01.28
フィジーでのスーパーラグビー開催ならず クルセイダーズ選手が反対
マコウ、ダグ、カーターなどスター揃いのクルセイダーズ。フィジーのファンにとっては残念
(撮影:Yasu Takahashi)
(撮影:Yasu Takahashi)
クルセイダーズ(ニュージーランド)が検討していたフィジーでのスーパーラグビー初開催の計画は、消滅した。クルセイダーズは5月29日にホームゲームを予定しているが、本拠地とするクライストチャーチのAMIスタジアムが、同時期にニュージーランドで開催するサッカーのU20ワールドカップに使われるため、代替会場を探していた。
スーパーラグビー2015の第16節となるハリケーンズ戦を、フィジーの首都スバでおこなう案が出ていたが、ニュージーランドメディアによれば、プレーオフ進出を争うレギュラーシーズンの終盤であるため、8回目の優勝を狙う選手たちから、遠征による肉体的負担などを理由に反対の声があがったという。
クルセイダーズには、フィジー代表のCTB/WTBネマニ・ナドロ(NECグリーンロケッツ)がスコッド入りしており、過去にもタンバイ・マットソン、マリカ・ヴニンバカ、ヴィリモニ・デラサウなどフィジー出身の選手が活躍していたこともあり(この3人はヤマハ発動機でもプレー)、フィジー開催案には同国のファン拡大の狙いもあったと思われる。
クルセイダーズは28日、5月29日のハリケーンズ戦は準本拠地ともいえる同じ南島のネルソン(トラファルガーパーク)で開催すると発表。2011年のカンタベリー地震でAMIスタジアムが使えなくなったときも、ネルソンでクルセイダーズのホームゲーム4試合がおこなわれていた。