国内 2015.01.03

尾道×大阪朝鮮の熱闘は引き分け! 抽選で尾道が初の準決勝進出

尾道×大阪朝鮮の熱闘は引き分け! 抽選で尾道が初の準決勝進出

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果敢にボールを奪い合う尾道(青)と大阪朝鮮の選手たち(撮影:太田裕史)

 ベスト4の最後のスポットに入ったのは尾道(広島)だった。1月3日に大阪・近鉄花園ラグビー場でおこなわれた準々決勝の第4試合、大阪朝鮮と12-12で引き分け、試合後の抽選により、尾道が準決勝への出場権を得た。

 春の全国選抜大会でベスト8だったBシード同士の対戦。
 互いに堅守を持ち味とし、大阪朝鮮はFW突進で前半7分、10分と相手の粘りあるディフェンスを崩すことはできなかったが、12分、ラインアウトからの展開でFL蔡隆志が抜け出し、そのままゴールに持ち込んで先制トライを挙げた。その後も大阪朝鮮が敵陣でプレーする時間帯が続いたが、17分にも尾道はゴールラインを割られながらもグラウンディングを許さず、大阪朝鮮のリードはわずか5点でハーフタイムとなった。

 前半は押され気味ながらよく耐えた尾道は、後半早々に同点トライを挙げる。敵陣22メートルライン手前左でのスクラムから右へ展開して、FB和仁原和輝が突破、ゴール前でCTB橋爪海人につなぎ、SO山根雄矢へと渡ってフィニッシュした。
 ナイスタックル連発でムードをよくしていった尾道は、後半19分、中盤右のスクラムから左へ展開し、橋爪、藤林弘也の両CTBが中央突破、そしてSO山根、WTB堀江秀明とつなぎ、逆転トライが生まれた。ゴール成功で12-5。

 7点をリードし、初の4強入りまであと数分と近づいた尾道だったが、NO8のタックルが危険なプレーと判断されてシンビンとなる。数的有利となった大阪朝鮮はフルタイム直前に敵陣深くでラインアウトチャンスを得、モールで押し込み、FL申賢志が確実にグラウンディング。その後のコンバージョンをSO呉洸太が決め、同点となった。
 ラストワンプレーは残っていたものの、両校が力を出し切った熱闘は12-12でノーサイドとなり、抽選で、尾道が次の戦いへ進むことが決まった。

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