国内初の7人制サーキット 「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」新設!
日本ラグビーフットボール協会は25日、2014年度より女子セブンズ(7人制ラグビー)の国内サーキット大会を新設すると発表した。冠スポンサーは太陽生命保険株式会社で、大会名を「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」として開催する。
男女セブンズの世界最高峰の舞台である「HSBC セブンズワールドシリーズ」や「IRB 女子セブンズワールドシリーズ」と同様、各地で開く複数の大会を組み合わせたサーキット形式を採用しており、男女を通じて、国内でこうしたサーキット形式のセブンズ大会が開催されるのは本大会が初となる。
今年度の「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2014」では、【龍ケ崎大会】(5月17〜18日 開催予定/茨城・流通経済大学龍ケ崎キャンパスラグビー場/8チーム参加)、【札幌大会】(6月14〜15日 開催予定/北海道バーバリアンズクラブ定山渓グラウンド/6チーム参加)、【横浜大会】(7月19〜20日 開催予定/神奈川・YC&AC グラウンド/10チーム参加)の3大会を実施することが決定。
各大会はそれぞれ2日間の開催で、初日に予選プール、2日目に順位決定の決勝トーナメントをおこなう。「オリンピックでのメダル獲得を目指す強化の視点から、参加選手が日本代表として世界の舞台に立った時のために、大会フォーマットは基本的にはワールドシリーズにならった」と、日本ラグビー協会は説明した。
「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」の参加チームは、原則として大学やクラブの単独チームで、2014年度シリーズは計11チームが参加する予定。女子選手が日ごろ活動している大学やクラブチーム単位で出場できる大会を増やすことで、女子ラグビー界全体の底辺拡大も狙っている。
日本ラグビー協会の矢部達三専務理事は、「セブンズのオリンピックデビューとなる2年後のリオデジャネイロオリンピック、そして、6 年後に日本の首都で開かれる東京オリンピックで、国民の皆様の期待に応えるような活躍ができる日本代表を作りあげることは、当協会の責務と考えています」とコメント。
そのためには、国内でのセブンズの試合機会拡大が必須であり、「今回、女子日本代表(サクラフィフティーン)や女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)のオフィシャルスポンサーを務めていただいている太陽生命保険株式会社様に冠協賛をいただき、複数の大会を組み合わせたサーキット形式の新大会を創設できたことは、国内の女子セブンズの強化と普及の両面において大きな一歩であり、太陽生命保険株式会社様には大変感謝しています。第一回となる本年の大会を成功させるとともに、来年度以降この大会を一層充実させることで、オリンピックに向けて日本の女子セブンズの強化と普及を更に推進する決意です」と語った。