セブンズ 2014.04.17

セブンズ合宿に追加招集の東海大・小原、捲土重来を期す

セブンズ合宿に追加招集の東海大・小原、捲土重来を期す

kohara

小原政佑(撮影:BBM)

 セブンズシニアアカデミー(SSA)の今年度第1回目が、4月15〜18日、埼玉・セコムラグビーフィールドでおこなわれている。14日に発表された13名(練習生含む)の参加選手リスト発表後、東海大4年の小原政佑がさらに追加された。身長183センチ、体重87キロのサイズで鋭い走りを繰り出す。昨年度もSSAに招集され、WTBを務める7人制と15人制を両立させる意志を示していた。

 12日には東日本地区の学生による7人制のトーナメント、第15回東日本大学セブンズ大会に出場(東京・秩父宮ラグビー場)。大会中、木村季由監督からのアドバイスでパスをもらう前の立ち居地を微調整。初戦勝者によるチャンピオンシップ2回戦では前半4分、左タッチライン際から中央へ切れ込んでトライラインを割っていた。試合は大東大に19−27で敗れるも、当該のシーンを「僕が(ボールを)もらった瞬間、相手のディフェンスが(内側から)外に流れてくるのが見えた。行かせていただきました」と振り返った。
 「初戦(中大戦・○32−21)ではボールをもらう位置が浅かった(接点に近かった)。次からは気持ち深く立って、スピードを上げながら…」

 3月の東京セブンズ、香港セブンズでは代表入りを逃した。年下で15人制代表でもある藤田慶和(早大3年)、福岡堅樹(筑波大3年)の活躍を見届けるしかなかった。
 「(福岡と藤田には)全然、僕も負けてないと思います。でも、 僕の実力が足りていないということ。それは認めて、課題を克服しています」

 15人制でのステップアップのためウェイトトレーニングで体重を5キロ増やした。その結果、スピードとフィットネスに陰りが出たというのだ。「どうにか、改善したい。両方、やりたいです」。捲土重来を期す。

(文・向 風見也)

PICK UP