海外 2014.02.25

ブルズに悪夢 スピース主将が負傷で今季スーパーラグビー絶望的

ブルズに悪夢 スピース主将が負傷で今季スーパーラグビー絶望的

PS

 今季スーパーラグビーは開幕2連敗で、4年ぶりの優勝へ向けて厳しい船出となったブルズ(南アフリカ)が早くもピンチを迎えている。主将のNO8ピエール・スピースが昨年6月に痛めた腕を再び損傷し、今大会復帰は絶望的となった。
 24日にブルズが発表したところによると、スピースはプレシーズン中からチームドクターに上腕二頭筋の痛みを訴えていたという。当初、MRIと超音波の検査ではダメージは見つからなかったが、15日に行われたシャークスとの第1戦後に痛みがひかず、別の専門家のところで改めて検査を受けた結果、二頭筋の出血と断裂が確認されたという。スピースは今週中に手術を受ける予定で、少なくとも6か月間はプレーできない見込み。スーパーラグビー2014は8月2日に全日程が終わるため同大会中の戦列復帰は難しく、8月16日開幕のラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)もしくはシーズン後半のカリーカップ(国内最高峰大会)を目標にリハビリを行うこととなる。

 ブルズはSOモルネ・ステインやFLデウォルト・ポトヒエッターなど昨季の中心選手だった南ア代表経験者が多数、海外クラブへ移籍し、若きスター選手のFL/NO8アルノ・ボタも膝の重傷で今大会は絶望的となるなど、大きな戦力ダウンに悩まされていた。さらに頼りのリーダーも失うこととなり、大会序盤で暗雲がただよってきた。

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