国内 2014.02.10

サントリー、TL3連覇へ 「より規律を持ってアタックを」(SO小野)

サントリー、TL3連覇へ 「より規律を持ってアタックを」(SO小野)

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サントリーの司令塔を務める小野晃征(撮影:松本かおり)


 



 日本最高峰ラグビートップリーグ(TL)でここまで2連覇中のサントリーは11日、東京・秩父宮ラグビー場で上位4強によるプレーオフトーナメントの決勝に挑む(9日開催予定も雪のため順延)。今季は2シーズンぶりの公式戦黒星を含め2敗を喫したが、看板の連続攻撃の質は高まっていると大久保直弥監督は言う。


 


 2010年度にエディー・ジョーンズ監督(現日本代表ヘッドコーチ)が就任して以来、常に数的優位を作って攻め続ける「アグレッシブ・アタッキング」というスタイルを貫く。ここ3季で5つのタイトルを奪った。常勝集団とあって対戦相手による研究は進むが、世代交代やボールを動かす方向のマイナーチェンジなどで対応を試みている。大久保監督は「ボールをどう前に進めるか、ボールに何人が働きかけるか、という点では(いままでよりレベルは)高いと思います」。ジャパンと同様の戦法を採用していることもあってか、決勝戦への抱負を問われると「アタックでチームを作るにはタフさが必要。でも、このスタイルで世界に挑戦するんだ、と言えるファイナルにしたい」と答えた。
 
 相手のパナソニックには、セカンドステージ・グループAでの直接対決で13−42と敗戦(2013年12月14日/秩父宮)。サントリー陣営は「全てをアップテンポで行ってしまった」と課題を口にしている。リベンジに向け、SO小野晃征は「1つひとつのプレーを大事にする。いい判断をする」と意気込む。


 


「パナは規律を持ってディフェンスをしてくるので、こっちも規律を持ってアタックをする。前の試合では大事なところでターンオーバーされたのが痛かった。パナのターンオーバーからのリアクションは速いので、そこで、(サントリーは)ボールを持っていない時もしっかり我慢したい」

 決勝戦は14時5分、キックオフ。


(文・向風見也)


 

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