国内 2013.12.28

54年ぶり出場の浦和は大応援団の前で全力プレー。惜しくも初勝利ならず

54年ぶり出場の浦和は大応援団の前で全力プレー。惜しくも初勝利ならず

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聖地・花園で、ひたむきに堂々と戦った浦和(紺ジャージー)の選手たち
(撮影:松本かおり)

 54年ぶり2回目の全国大会挑戦となった浦和(埼玉)は、3年連続出場の光泉(滋賀)に果敢に挑んだが、12−22で敗れた。浦和は5点を追う前半30分、敵陣10メートルライン付近でディフェンスからボールを奪い返し、フェーズを重ねてSO室田浩輔が同点トライ。後半は突破力ある光泉のFB吉田陸央に走られ差がついたが、試合終了5分前にFW・BK一体となった攻撃でトライをもぎ取り、応援団の喝采を受けた。

 浦和の小林剛監督は、「守るのは(浦和のラグビーでは)当たり前。今日は『攻める』がテーマだった」と語り、「ディフェンスのチームなのに簡単に取られすぎた。光泉のランナーのスピードにディフェンスしきれなかった。さすが花園常連校」と感じた力の差を口にした。また、大応援団について、「OB、在校生、関係者に素晴らしい舞台を整えてもらい、選手たちは臆することなくプレーしてくれた」。感激と感謝の気持ちを表わした。

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