国内 2013.11.24

日大が逆転で大学選手権出場へ! 好調・中大は終盤に失速…。

日大が逆転で大学選手権出場へ! 好調・中大は終盤に失速…。

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最終戦で2位の中央大を下し、喜ぶ日本大の選手たち
(撮影:高塩 隆)

 日大が逆転で関東大学リーグ戦1部の5位以内に滑り込み、大学選手権出場を決めた。
 
 同リーグ戦は24日、最終節の全4試合が各地で行われた。東京・秩父宮ラグビー場では、昨季5位の日大が同6位の中大に16−13で勝利。今季は3勝4敗の勝点16で5位となった(勝点は法大と同じ。直接対決の勝敗により順位が決定)。中大は5勝2敗の2位で戦い終えた。

 秩父宮では昨季王者の東海大が、すでにリーグ戦優勝を決めた前年度2位の流経大を61−29と圧倒して4勝3敗、勝点19で4位(流経大は6勝1敗、勝点25の1位)。埼玉・熊谷ラグビー場では昨季7位の大東大が今季6シーズンぶりに昇格した立正大を34−12で下し、5勝2敗、勝点22の3位となった(立正大は2勝5敗で勝点13、7位)。これで大学選手権出場枠に入る上位5チームは、流経大、中大、大東大、東海大、日大に決まった。

 東京・上柚木陸上競技場では法大が拓大に25−12で勝ち、3勝4敗で勝点を16とするも、6位に終わった(拓大は0勝7敗で勝点7、8位)。

 中大×日大の試合。前半を3−13とリードされた日大は、後半14、23分とトライを決め同点とし、30分にはSO金貴大のペナルティゴールで勝ち越した。時間を追うごとに激しいタックルを繰り出し、相手のミスを誘った。勝った日大の加藤尋久ヘッドコーチは、「選手がよく頑張ってくれた」と振り返った。

 かたや開幕5連勝後に2連敗となった中大は、後半6分にCTB山北純嗣主将が退いてから勢いを失ったか。敗れた松田雄監督は「(CTB山北主将は)怪我もあって、私の判断で代えました」と語り、「(大学選手権へ)前を向いてやっていきたい」と巻き返しを誓った。

(文・向 風見也)

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