女子
2013.11.08
女子7人制NZ代表選手がドーピング違反で資格停止 NZ協会契約選手で初
IRB(国際ラグビーボード)は11月7日、元女子7人制ニュージーランド代表選手のラヴィニア・グールドに対し、ドーピング違反で2年間の資格停止処分を科したと発表した。
昨年12月に行われたドバイセブンズでのドーピングテストで、グールドの検体から使用禁止物質の興奮剤メチルヘキサンアミン(MHA)を検出。翌月から同選手は試合出場停止となり、今年9月、IRB司法委員会の審理で彼女はドーピング違反を認めていた。MHAは、グールドが大会中に使用していた栄養補助食品から見つかったという。
ニュージーランドラグビー協会の契約選手で、禁止薬物使用により資格停止となったのは今回が初めて。同国の女子7人制代表は昨シーズンの女子セブンズワールドシリーズで優勝し、今年6月にモスクワで開催されたワールドカップ・セブンズでも金メダルを獲得したトップ集団である。
同協会のスティーブ・チューCEOは声明書で、原因となった補助食品はチームのメディカルスタッフから供給されたものではなかったことを明らかにした。地元メディアによれば、グールドはボディービルダーである彼女の姉(または妹)からもらったサプリメントを大会中に使用し、それにMHAが含まれていたという。
彼女はサプリメントに禁止物質が含まれているとは知らなかったと主張していることから、資格停止処分はIRB規則とWADA(世界アンチ・ドーピング機構)の規程に従う最小限の制裁措置となった。グールドの資格停止は、暫定的な停止から遡って適用され、2015年1月10日までとなる。