国内 2013.09.14

リコーが守って今季初勝利! キヤノンはSOトエアバの煌き活かせず…。

リコーが守って今季初勝利! キヤノンはSOトエアバの煌き活かせず…。

<ジャパンラグビートップリーグ 2013−2014 第3節>
リコー 25 − 20 キヤノン
(2013年9月13日/東京・秩父宮ラグビー場)


 


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NO8野口真寛(中央)がマン・オブ・ザマッチに選ばれる活躍で、リコーは今季初勝利
(撮影:松本かおり)


 


 


 印刷機メーカー同士の対決。焦点は「トエアバ包囲網」にあった。
 トップリーグ参戦2年目のキヤノンは7日の前節、4強入りの常連だったパナソニックを23−18で下す。ニュージーランド代表36キャップ(国同士の真剣勝負への出場数)、SOアイザイア・トエアバが躍ったのだ。対するリコーは、春に高めた守備の意識を再確認した。特に敵の司令塔を「意識したのは事実です」とNO8野口真寛ゲーム主将。接点から球が出るや、皆で標的を襲った。
 序盤はパスを回す場面の多かったSOトエアバだが、後半9分、牙を剥く。敵陣ゴール前で鋭く縦に突っ切り、リコーの反則を誘った。ここから本領発揮か。否。「ボールを動かそう」と、永友洋司監督が限りある外国人枠内の選手を代える。後半10分、SOトエアバ、アウト。
 キーマンが去ると、試合は急に動いた。SH福居武が「浮き足立っていた」と首を傾げるキヤノンを尻目に、17分、リコーは優勢だったスクラムを押し込む。NO8野口ゲーム主将の初トライで、スコアを11−3とした。以後リードを保って今季初勝利を挙げ、SOトエアバを防いだ守備に手応えを掴んだのだった。


(文・向風見也)


 

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