元豪代表スターＢＫトゥキリ　15人制復帰でレンスターと短期契約へ

　2003年から2008年にかけてオーストラリア代表のアウトサイドバックとして活躍し、ワールドカップ2大会（2003、2007）を含めテストマッチ67試合出場の経験を持つロテ・トゥキリ（33歳）が、アイルランドの強豪レンスターと契約合意間近であることがわかった。
　『アイリッシュ・タイムズ』紙によれば、トゥキリは今週中にダブリンに到着する予定で、3カ月前後の短期契約になるとみられている。欧州王者に輝くこと3回、昨季はセルティックリーグ（プロ12）を制したレンスターは、中心選手だった万能BKのイサ・ナゼワなどを失い、新戦力として南アフリカ代表のFBザイン・カーシュナーを獲得したものの、カーシュナーは10月5日まで南半球4カ国対抗戦（ラグビーチャンピオンシップ）に参戦予定で合流が遅れるため、バックラインの補強を計画していた。
　抜群のボディバランスとパワー、スピードを持つトゥキリは、ワラタスのキーマンとしてスーパーラグビーでも名を馳せたトッププレーヤーだったが、オーストラリアラグビー協会ともめて契約が切れた2009年にレスター・タイガース（イングランド）へ移籍。翌年には古巣のラグビーリーグへ復帰し、今年まで13人制でプレーしていた。