ジャパン春シーズンラストマッチへ！　アメリカ戦メンバー発表

PNCアメリカ代表戦を２日後に控え、会見に臨むエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ（右端）。
写真左端の人物は、ジャパンの分析をサポートしている豪州ブランビーズのウォーリック・ハリントン氏
（撮影：向風見也）

　ラグビー日本代表は21日、日曜日（23日）に東京・秩父宮ラグビー場で行われるパシフィック・ネーションズカップ（PNC）の最終節、アメリカ代表戦のメンバーを発表した。愛知・瑞穂ラグビー場でカナダ代表を16−13で制した19日のPNC第３戦など、９日間で３つのテストマッチ（国同士の真剣勝負）に挑む格好。エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ（HC）は「フィジカルはいい状態。メンタルの適応力を上げていく」と話した。

　今回は、15日にウェールズ代表を23−８で下した時と同じ先発メンバーで臨む。体調不良でカナダ代表戦を欠場したCTBクレイグ・ウィングは２試合ぶりの実戦復帰。３戦連続で先発となるWTB廣瀬俊朗主将は、「（従来は）１週間に１度の試合のために追い込んできた。いまは練習の強度が落ちている分試合があるという感じで、僕自身、（肉体的な疲れは）ない」と語る。

「次の試合もそうですけど、トップ10カントリーに入るという目標を胸に刻んで戦っていきたい」

　ここ２連勝中のチーム状態を前向きに捉える指揮官は、「ステップバックはしたくない」と意気込む。「トップ10になるにはタフに立ち向かわないといけない。最初の20分でタフでフィジカルなアタッキングラグビーをする。そうしてゲームのプラットフォームを作る。PNCをいい状態で終わらせたい」と続けた。

（文・向風見也）

＜PNC 最終戦・対アメリカ代表／日本代表 試合登録メンバー＞

1．三上正貴（東芝）　　　2．堀江翔太（パナソニック／レベルズ）　　　3．山下裕史（神戸製鋼）　　　
4．大野均（東芝）　　　5．伊藤鐘史（神戸製鋼）　　　
6．ヘンドリック･ツイ（サントリー）　　　7．マイケル・ブロードハースト（リコー）　　　8．菊谷崇（トヨタ自動車）　　

9．田中史朗（パナソニック／ハイランダーズ）　　　10．立川理道（クボタ）　　　
11．福岡堅樹（筑波大）　　12．クレイグ・ウィング（神戸製鋼）　　13．マレ・サウ（ヤマハ発動機）  14．廣瀬俊朗（東芝）　　
15．五郎丸歩（ヤマハ発動機）　　　
 

16．木津武士（神戸製鋼）　　　17．長江有祐（リコー）　　　18．畠山健介（サントリー）　　　
19．真壁伸弥（サントリー）　　　20．ジャスティン・アイブス（キヤノン）　　　
21．日和佐篤（サントリー）　　　22．田村優（NEC）　　　23．藤田慶和（早稲田大）

カナダ代表に勝利後のジョーンズHC（右）と廣瀬主将。またこの笑顔が見たい
（撮影：BBM）