女子セブンズワールドシリーズ 初代王者はＮＺ！

全4ラウンドで3冠を獲得し、女子セブンズWSの初代チャンピオンとなったニュージーランド
（Photo: Martin Seras Lima / IRB）

　昨年に新設された女子7人制代表による世界サーキット「IRB 女子セブンズ ワールドシリーズ」は、5月17日と18日にアムステルダム（オランダ）で2012−13シーズンの最終第4ラウンドが行われ、ニュージーランドがドバイ大会（第1ラウンド）と中国・広州大会（第3ラウンド）に次いで3つ目の栄冠を獲得するとともに、シリーズランキングでもトップとなり初代チャンピオンに輝いた。

　アムステルダム大会の決勝ではカナダと対戦。一時は14−24とリードされたニュージーランドだったが、個人技とスピード、それに終盤の集中力で盛り返し、後半に3トライを奪って33−24で逆転勝利を収めた。
　3位に入賞したのは、今年6月の地元開催ワールドカップ・セブンズで日本と同じプールDに入るロシア。準々決勝で強豪オーストラリアを19−10で下し、準決勝ではニュージーランドに10−24で敗れたものの、3位決定戦ではワールドカップでも同組で対戦するヒューストン大会（アメリカ／第2ラウンド）覇者のイングランドに26−5で快勝した。
　なお、ワールドカップ・セブンズで女子7人制日本代表のライバルとなるもう1チーム、フランスは、このアムステルダム大会では8位に終わった。

　男女ともにワールドシリーズは終了。そしていよいよ、6月28日からモスクワ（ロシア）で「ラグビーワールドカップ・セブンズ2013」が始まる。

WSアムステルダム大会で3位に入り、地元開催ワールドカップ・セブンズで金メダルの期待高まるロシア女子
（Photo: Martin Seras Lima / IRB）

＜ＩＲＢ 女子セブンズ ワールドシリーズ 2012−2013　総合ランキング＞

＜ＩＲＢ 女子セブンズ ワールドシリーズ 2012−2013／第4ラウンド・アムステルダム大会＞

▽カップ準々決勝（1〜8位）
・ニュージーランド　14 – 5　スペイン
・ロシア　19 – 10　オーストラリア
・イングランド　19 – 0　フランス
・カナダ　19 – 5　アメリカ

▽ボウル準決勝（9〜12位）
・オランダ　31 – 0　ブラジル
・南アフリカ　19 – 7　中国

▽プレート準決勝（5〜8位）
・スペイン　15 – 5　オーストラリア
・アメリカ　10 – 7　フランス

▽カップ準決勝（1〜4位）
・ニュージーランド　24 – 10　ロシア
・カナダ　12 – 7　イングランド

▽11・12位決定戦
・中国　26 – 12　ブラジル　

▽ボウル決勝（9・10位決定戦）
・オランダ　32 – 0　南アフリカ　

▽7・8位決定戦
・オーストラリア　14 – 12　フランス　

▽プレート決勝（5・6位決定戦）
・アメリカ　17 – 12　スペイン

▽3・4位決定戦
・ロシア　26 – 5　イングランド

▽カップ決勝（優勝決定戦）
・ニュージーランド　33 – 24　カナダ